“復活”ツツジと植樹ツツジ競演、スギに空洞4・27六国見山

北鎌倉・六国見山の夫婦桜の樹齢は多分１００年以上
手前が昨年植えたツツジ、右下奥が“復活”ツツジ

空洞のある間伐した夫婦桜の周りのスギ

　４月２７日、急きょ、３人で六国見山森林公園の特別手入れを実施した。初夏を思わせるような日が続き、手入れの結果、“復活”したツツジと昨年植えたツツジが競うように咲いていた。特別手入れをしたのは前日、天気予報から傘マークが消えたからだ。

植樹したツツジ

復活したツツジ

道路側からみたアズマネザサを刈る前のツツジ

道路側からみたアズマネザサを刈った後のツツジ

公園内から見たアズマネザサを刈る前のツツジ

公園内から見たアズマネザサを刈った後のツツジ


　当初は畑仕事をするつもりでいたが、六国見山森林公園のシンボルツリー夫婦桜の夫桜が樹齢１００年以上と推定できることが分かったので、鎌倉市公園協会から間伐許可を得ている夫婦桜周囲の形状不良のスギの間伐を急ぎたいと考えた。

　環境庁の統一基準によれば、幹周が３メートル以上の樹木が巨木。夫婦桜の夫桜は幹周が約４メートルあり、とても立派な巨木だ。日本各地でこのクラスのヤマザクラが大切に保護、育成されている。間伐によって日当たりを良くし、枝を自由に伸ばせるようにしてあげたかった。

　何度も指摘してきたことだが、遠目からは立派に見えても写真のように中は空洞ができ、悲惨な状況になっている。強風や大雪などに見舞われると途中でボッキリ折れたりする。手入れが放棄されてきたからだ。これは六国見山森林公園だけにいえることではない。鎌倉の里山はみな同じような状況にある。


　夫婦桜の下の形状不良のスギにマーキング。鎌倉市公園協会が間伐許可をすれば、間伐する。実現すれば大船方面から夫婦桜の先具合がよく見えるだろう。