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7・8緑の洞門の文化財的価値で鎌倉市が文化財専門委 鎌倉市は7月8日、緑の洞門を含む尾根の文化財価値を協議するため、午後2時から4時まで、鎌倉市役所本庁舎2階の全員協議会室で文化財専門委員会(会長・河野眞知郎元鶴見大学教授、考古学)を開催した。 協議の結果、文化財専門委は「尾根は国の重要文化財に指定されている『円覚寺境内絵図』(南北朝時代=1336~1392年=に制作)に描かれている尾根(結界)と考えていい。文化財的な価値があるので安全性に配慮しながら保全が望ましく、国指定史跡への追加指定に向けた努力が必要」との結論に達した。 この日の文化財専門委員会には通常のメンバーのほかに、外部から五味文彦東大名誉教授と藤原良章青学大教授が参加した。これは「当該尾根に文化財的価値がある」との文化庁の指摘を受けた鎌倉市議会6月定例会・本会議での松尾崇市長の一般質問への答弁や、「北鎌倉隧道(緑の洞門)が所在する尾根の文化財的価値の公正な検証を求める決議」などを受けたものだ。30人まで傍聴可能とのことだったので、傍聴した。 【五味文彦東大名誉教授コメント】 円覚寺境内は大半が国指定史跡になっているがこれは『円覚寺境内絵図』に基づく。これだけきっちりした中世の境内絵図は珍しい。尾根が指定されなかったのは地権者の同意が得られなかった可能性がある。本来なら、尾根を国の指定史跡に指定する努力をもっとするべきだった。出来るだけ残してもらうことが望ましい。当然ながら安全の問題に配慮すべきだ。しかし、東日本大震災、熊本大地震の例からすると「完全に安全」はあり得ない。安全だと思われたところで被害が出ている。 【藤原良章青学大教授コメント】 削られたから文化財の価値がないという議論は危険だ。円覚寺の境内を横須賀線が横切っている。(この論理に従えば)部分的に壊されているから円覚寺は国の指定史跡としての文化財の価値がないということになってしまう。『円覚寺境内絵図』には、でっぱり(尾根)が象徴的な結界として表現されている。少々、削られていたにしても中世の円覚寺を思い起こさせてくれる。尾根は国の指定史跡に指定されるべきで、そうでなかったということが不思議に思える。 【プロフィール】 五味文彦・東大名誉教授 1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、現在は放送大学教授。東大名誉教授。『中世のことばと絵』でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』で角川源義賞を受賞し、以後、日本中世史研究をリードして来た。近年の著書に『後白河院―王の歌―』(山川出版社)、『日本の中世を歩く』(岩波新書)、『躍動する中世』(小学館)などがあり、同じく共編著に『現代語訳 吾妻鏡』(吉川弘文館)などがある。 藤原良章・青山学院大学文学部史学科教授 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。日本中世史専攻。著書に『中世的思惟とその社会』(吉川弘文館、1997 年)、『中世のみちと都市』(山川出版社、2005 年)、編著に『絵巻に中世を探る』(吉川弘文館、1995年)、『中世のみちを探る』(高志書院、2004 年)、『中世のみちと橋』(高志書院、2005 年)など。 【メディアの報道など】 タウンニュース 鎌倉版 掲載号:2016年7月15日号 北鎌倉駅裏トンネル 「文化財的価値有する」 尾根めぐり専門委が判断 鎌倉市文化財専門委員会が7月8日、市役所で開催され、JR北鎌倉駅に隣接するトンネルが掘られた尾根について、「文化財としての価値を有する場所」とする判断を出した。 このトンネルをめぐって市は昨年8月、岩の剥落や災害時の崩落の可能性から、岩そのものを切り崩す「開削」による安全対策の実施を決定。今年4月にいったんは工事に着手した。 しかし手続きのやり直しが必要となったことなどから工事はストップ。さらに6月に文化庁から「トンネルが掘られた尾根は、重要文化財の『円覚寺境内絵図』に描かれた境界を示す稜線の可能性がある。第三者による委員会を設置し、文化財的価値の検討を」とする要望が出された。 これを受けて市は、市有文化財の価値などを話し合う文化財専門委員会に外部の専門家を加え、検討を行うことを決めていた。 この日の委員会では、市道路課がトンネルの概要や安全対策に関するこれまでの議論、開削決定に至る経緯などについて説明した。 続いて文化財課が、尾根は1967年の国指定史跡の範囲に含まれていないこと、トンネルが掘られている現状や尾根の両側で宅地や墓地の造成が進んでいること、横須賀線開通の際に削られたと考えられることなどから「もともとの状態が大きく失われており、史跡として指定をかけて保護を図る状況ではないと判断している」と説明した。 「中世の境界、今に残す場所」 保存求める声相次ぐ 北鎌倉駅そばのトンネルが掘られた尾根の「文化財的価値」を検討する専門委員会は、7人の委員に外部の専門家として中世史を専門とする藤原良章・青山学院大教授、五味文彦・東京大学名誉教授が加わって開かれた。 まず議論の根拠ともなっている円覚寺境内絵図(1333〜1335年)について「制作者の恣意的な視点や変更が入っている可能性があるのでは」という意見が出された。これに対し、絵画史を専門とする委員は「鎌倉幕府が滅亡した後、改めて境界を確定するために描かれたもので、かなり客観的に描かれている」として「トンネルのある尾根は絵図に描かれた境界に該当すると思う」と述べた。 その後は委員から「絵図と照らし合わせて中世の境界としてイメージしやすい」「史跡指定に向けた努力をするべき場所だ」「文化庁の指導を受けたことは重い。残っているものは残すのが文化財保護の基本」として、価値を認め、保存を求める声が相次いだ。 また「一部が削られたからといって価値がないと判断することは危険」「史跡として指定されたものだけを守るのか。世界遺産への再挑戦を目指すならば、むしろ指定外の物をいかに守るかを考えるべき」など市の文化財施策を疑問視する声も多く出された。 こうした議論を受けて会長を務めた河野眞知郎・元鶴見大学教授は「トンネルが掘られた尾根は、文化財としての価値を有する場所」と結論づけた。 トンネルの価値言及も 話し合いの過程では、トンネルそのものの価値に言及する意見も。「鎌倉では住みやすさを求めて、市内各所にあった素彫りトンネルが近代的なものに置き換えられて来た。トンネルそのものを保存する意味もあるのでは」や「トンネルは生活に溶け込むことで人々の癒しとなり、記憶に残る文化的景観になっている」などの声もあった。 市担当者が「トンネルに安全対策が必要なのは間違いなく、開削は最も安全で工事の範囲も狭いことから採用を決めた」としてその是非について尋ねると、多くの委員は「判断する立場にない」として意見を控えたが、「文化財的価値があるのであれば、やるべきではない」や「人命第一は当然。文化財を守ることと安全や生活の利便性の両立をどう考えるのか。保存していくとなれば、市民にも覚悟が必要で、まち全体でさらなる議論が必要だ」とする意見も出された。 ●文化財専門委員会が開催されました http://www.ne.jp/asahi/kitakama/shiseki/shinokoto/main17.html ●緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 http://kitakamayu.exblog.jp/25773447/ ●北鎌倉「緑の洞門」保存運動に係わった市民の皆様へ http://politics-kamakura.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-6a3b.html ●円覚寺結界の文化財価値ついて 文化財専門委員会 http://politics-kamakura.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-6a3b.html ●文化財専門委員会で「北鎌倉トンネルがある尾根の文化財的価値」について意見が一致 http://hosaka.kanagawanet.jp/2016/07/09/1528/ ≪史跡を歩く4≫地図があばく行政の“偽証”(円覚寺の結界とまちづくり1) http://blog.livedoor.jp/kikurotakagi/archives/5245819.html 鎌倉市に開削再考促す声 素掘りトンネルに専門委「文化財的価値」 神奈川新聞2016/7/9 11:12 崩落の恐れがあるとして鎌倉市が開削を決めていたJR北鎌倉駅(同市山ノ内) 脇の素掘りトンネルを巡り、市文化財専門委員会は8日、トンネルのある尾根に 「文化財的価値がある」と結論づけた。トンネル全体を取り払う開削工法につい て、市に再考を促す意見も相次いだ。 専門委は、市が文化庁から「外部の専門家による委員会を設置し文化財的価値 を検討すべき」との指摘を受けて開催。出席した委員7人に加え、外部有識者と して五味文彦・東大名誉教授(日本中世史)と藤原良章・青山学院大教授(同) を招いた。 専門委では重要文化財の「円覚寺境内絵図」などを参照し、「トンネルのある 尾根が、(寺の)境界線が引かれている尾根の一部であることは間違いない」 「尾根は極めて象徴的な(寺の)結界。史跡として指定されてしかるべきだ」な どの意見が出された。 トンネルの安全対策は必要とした上で、「残っているものは残すのが文化財保 護の基本」「いかに史跡として守るかできるだけ努力を」などの声が相次いだ。 議論の末、会長の河野眞知郎・元鶴見大教授が「尾根に文化財的価値はある。工法の検討に手を尽くしてもらいたい」と結論づけた。 市は議論の内容を松尾崇市長に伝え、今後を判断するとしている。 読売新聞 東京新聞
by kitakamayunet
| 2016-07-08 18:30
| 洞門山宅地開発問題
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-07-15 17:50
タイトル : 鎌倉市長に緑の洞門工事中止と保存行う要望書提出7・15
緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 緑の洞門を見守り続けて100日を越え 北鎌倉緑の洞門を守る会(北鎌倉史跡研究会)の出口茂共同代表より7月15日、緑の洞門に関する最新情報を盛り込んだ「報告92:洞門を見守り続けて100日を越え」のメールが入った。この中で出口共同代表は「7月12日(火)当会として、松尾崇鎌倉市長、中澤克之鎌倉市議会議長にたいし、文化財専門委員会の結論を尊重して工事を中止し、保存に向けた取り組みを行う要望書を提出した」ことを明らかにした。 【出口茂共...... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-07-20 16:52
タイトル : 鎌倉新聞2016夏号が緑の洞門の文化財的価値を特集
緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 ミニコミ誌「鎌倉新聞」の佐藤江里子さんから7月16日付で、緑の洞門問題を特集した鎌倉新聞2016夏号を発行したとの連絡があった。1面トップは<鎌倉市文化財専門委員会が「北鎌倉・洞門の尾根に文化財的価値あり」と答申>でと見開き2-3面で関連記事を掲載している。佐藤さんによれば5000部印刷して新聞折込を4000部くらい予定しており、新聞折込は鎌倉市内に広報するために、北鎌倉以外の地区が対象という。 ... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-07-20 17:54
タイトル : 7・16付朝日新聞が緑の洞門「歴史的価値を評価」を報道
緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 7月16日付朝日新聞夕刊文化面が、緑の洞門を含む尾根の文化財価値を協議するため、7月8日に鎌倉市役所で開催された文化財専門委員会の内容を「鎌倉の尾根にある隧道『保存を』 市文化財専門委 歴史的価値を評価」の3本見出し、5段、写真付で報道した。 筆者は朝日新聞編集委員の宮代栄一さん。わざわざ東京から鎌倉に出向いて文化財専門委を傍聴した。宮代さんは「世界遺産の重要な構成資産の一つになると思われる円覚寺の成立に関わる歴史的な尾根を、この...... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-07-24 06:21
タイトル : 7・25、松尾市長が鎌倉市議会全員協で緑の洞門で方針
緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 松尾崇鎌倉市長は7月25日(月)13時10分から開催される鎌倉市議会の全員協議会で緑の洞門に関し、今後の方針を表明する。松尾市長の方針表明は「文化財的な価値があるので安全性に配慮しながら保全が望ましく、国指定史跡への追加指定に向けた努力が必要」とする7月8日の鎌倉市の文化財専門委員会の結論を受けたもの。 北鎌倉緑の洞門を守る会(北鎌倉史跡研究会)の出口茂共同代表は「これはきわめて重要な結節点です。傍聴は事前受付せず、先着順15名とのこ...... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-07-25 13:11
タイトル : 速報!松尾鎌倉市長が緑の洞門の開削撤回し、保全を表明7・25
緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 松尾崇鎌倉市長は7月25日に開催された鎌倉市議会の全員協議会で「現在の工法を見直し、できる限り尾根を残す形での安全対策を工事について検討する」と表明、緑の洞門の開削方針を撤回し、保全する考えであることを明らかにした。松尾市長の方針転換は「緑の洞門を含む尾根は『円覚寺境内絵図』(南北朝時代=1336~1392年)に描かれた結界として文化財的な価値を有する場所であり、国指定史跡への追加指定を図っていくべきである」とする7月8日の鎌倉市の文化財...... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-07-25 13:29
タイトル : 速報!松尾鎌倉市長が緑の洞門の開削撤回し、保全を表明7・25
緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 松尾崇鎌倉市長は7月25日に開催された鎌倉市議会の全員協議会で「現在の工法を見直し、できる限り尾根を残す形での安全対策を工事について検討する」と表明、緑の洞門の開削方針を撤回し、保全する考えであることを明らかにした。松尾市長の方針転換は「緑の洞門を含む尾根は『円覚寺境内絵図』(南北朝時代=1336~1392年)に描かれた結界として文化財的な価値を有する場所であり、国指定史跡への追加指定を図っていくべきである」とする7月8日の鎌倉市の文化財...... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-08-13 02:57
タイトル : 一報!緑の洞門の円覚寺側岩盤崩落:8・11
緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 樹木の手入れを怠ったことが崩落の背景か 「緑の洞門の円覚寺側岩盤が崩れ落ちた」との連絡が8月11日夕、入った。連絡によれば崩落が発生したのは同日の午後4時半過ぎ。ただ、この日は出社日で夜勤務だった。仕事終え、午後11時半ごろ北鎌倉駅に到着すると崩落現場はシートで覆われ何も見えなかった。 8月11日(写真提供:関戸勇さん) 翌日の12日の午前10時に偶然、松島義章・前鎌倉市文化財専門委員会会長と崩落現場前でお会いすることになって...... more
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