ここまでやるか、山桜の苗木根元から切断①六国見山9月定例

いたぶられた山桜の苗木“絶命” ②9・6六国見山臨時手入れ

　 ９月１７日、六国見山森林公園の９月定例手入れを行った。８月は熱中症の恐れがあるので定例手入れはお休みにしたので、定例手入れは２カ月ぶり。秋雨前線、台風接近で開催が危ぶまれたが、幸いにも雨が降るどころか、作業中には太陽も顔をのぞかせた。

　この日の定例手入れのテーマは①種々した苗木の周りの下草刈り②NPO法人游風に提供する使い捨て和器用間伐材の運び出し③割れないヒノキの輪切り皿を開発したLa-Muga（ラ ムガ）の今西知宏代表に提供するヒノキの間伐と間伐したヒノキの運び出し－の三つ。

　９月６日の臨時手入れでヤマザクラの苗木を植えたかつての段々畑の下草を刈った際、刃物で幹や枝を切られ、皮を剥かれたヤマザクラの苗木が２本を残し、枯れてしまっているのを確認した。「必至にサバイバルを試みていたのだが、蔓などにまきつかれ生存へのエネルギーを失ってしまったようだ」とブログに書いたが、実はそうではなかった。

　再チェックしてみたら誰かが根元から刃物で切断していた。切り口はまだ生々しい。幹や枝をちょん切り、しかも皮を剥ぐ。そんな虐待に耐えて、ヤマザクラの苗木は生き延びようとした。“犯人”はその息の根を止めた。間伐対象の樹木はたくさんある。それには見向きもしないで幼い樹木をいたぶる。こんなことをして何が楽しいのか。一体、何が目的なのか。

　苗木に絡みつく蔓の生命力の強さにはただ驚くばかりだ。