「受け入れ、前に進み続けろ」ナダルの言葉は心に沁みる

再びナダル「15年の僕の問題は、ジョコビッチではなかった」

　今季不調の男子テニスの錦織圭が右手首の腱（けん）を痛め、２８日開幕の全米オープンなど今季の残り大会をすべて欠場することになった。このニュースに接し、錦織ファンとしては来季以降、復活できるのかどうか凄く心配している。そうした時にネットでＡＦＰの記事で配信されたナダルのコメント読んだ。心に沁みる。

ナダル、けがに泣く錦織ら同僚へアドバイス「受け入れ、前に進み続けろ」
（8/17(木) 16:56配信 ）
　【AFP＝時事】来週発表の世界ランキングで王座返り咲きが決まっている男子テニスのラファエル・ナダル（Rafael Nadal、スペイン）が、けがに泣く同僚のスター選手たちへアドバイスを送った――受け入れ、前に進み続けろ。
　…　こうした状況の時に生じる気持ちを最も理解するのは、他の誰でもなくナダルだ。グランドスラム初タイトルを獲得してからの13年間で、メジャー大会の欠場は6回を数えるナダルは、「今出ているどの選手よりも、私がああいった立ち位置を経験してきた。それがどれだけタフなことか私は知っている。（けがをした）みんなのことは非常に残念に思うし、素早く良好な回復を祈っている」と述べた。

　「キャリアを通して大きな大会を何度も欠場してきたのは、トップ選手では私一人だ。ほかの誰よりも、それがどれだけ大変なことか知っている」　「でも、こういったことが起きたときにできるのは、たった一つ。受け入れ、前に進み続けるということだ」
　
　ナダルのコメントを読んだ直後にまほろば楽団のリーダーの石井彰英さんとメールのやり取りがあった。石井さんに「ナダルの言葉は禅の世界に通じていると思います」とメールした。　

　石井さんは「優れたアスリート、芸術家は自分の内では常に一人なんだと思いますよ。かつて今日出海が古今東西問わず、孤独を知るもののみが何かを成し遂げられる、こんな事を言っていました」と返信してくれた。