大船中央病院から治療終了のお墨付き：右手薬指骨折⑥

骨折防ぐための脊髄柔軟ストレッチング：右手薬指骨折⑤

　右手薬指骨折からちょうど2ヶ月半経過した11月2日、通院中の大船中央病院の担当医師から「本日で治療は終了します」と言われた。爪は３分の１程度生え変わり、腫れは完全に引いた。右手薬指に直接触れると若干の違和感があるが、慎重を期して極端に重いものを持ったり、強い力で圧力を掛けることは避けている以外、日常生活にほとんど支障はない。担当医によれが若干の違和感もそのうち消えるという。

　右手薬指を骨折した直後は、痛みと指を使えない不自由さで“身の不幸”を嘆いた。しかし、順調な回復の過程で、これも一つの貴重な体験なのではないかと思うようなった。来年、古希（70歳）になる。若い気分でいても確実に老いている。右手薬指の体験は老いを自覚させてくれた。世界最高齢80歳でのエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんは「年寄り半日仕事」の名言を吐いた。この言葉を肝に銘じようと思う。

　それと理学療法士から脊髄の柔軟性回復の大切さと具体的なトレーニングの方法を教えてもらうことができた。平成27年の最新統計によれば日本人の平均寿命は男性80.79歳、女性87.05歳。健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳。平均健康寿命まであと２年だ。脊髄の柔軟性回復トレーニングをしっかり続ければ、間違いなく健康寿命を延ばすことに役立つだろう。「失われた2ヶ月半」ではなかった！マジにそう思っている。