カマクラキコリスで極上チーズ味わう：チーズ専門店ポルタム

北鎌倉産ヒノキの器「カマクラキコリス」と命名、ロゴも決定

　2017年11月21日にオープンしたばかりのチーズ専門店ポルタム。ポルタムはポルトガル語で「門」という意味だそうで、お店の入口に門がデザインされている。ショーウィンドウには、フランス、イタリア、スペインなどから輸入したチーズ40種類がずらっと並び、お気に入りのチーズを100グラムから計り売りしてくれる。

　お店は鎌倉駅西口から徒歩5分、鎌倉市役所の向いのふくチャンで知られる漫画家・横山隆一さんの自宅跡地にある。オーナーは横山隆一氏のお孫さんの倉重菜生さん。“日本一美しいと言われるスタバ御成町店” と、行列の出来る超人気イタリアンのGARDEN HOUSE（ガーデンハウス）の真ん中にある。横山さんが愛した鎌倉らしい雰囲気が今も色濃く漂う。ただし、看板がないのでうっかりすると通り過ごしてしまう。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　開店して間もない11月26日、ポルタムを訪れた。実を言うとわたしは全くと言っていいほどチーズは食べない。それなのにどうしてポルタムを訪れたかというと、六国見山で間伐したヒノキを材料にした「カマクラキコリス」をチーズ皿として購入してくれたからだ。



　店の奥には真っ青なプールのある庭を眺めながらチーズ３点セットをおつまみにして、ワインやビールが頂けるスペースがある。庭は隣のスタバと共有している。倉重さんは「チーズに合うお皿を探していました。鎌倉産にこだわっています」と「カマクラキコリス」購入の経緯を話してくれた。
　せっかくのなので、チーズ３点セットと白ワインを注文した。“チーズ門外漢”なので名前が分からなかったがいずれも美味しかった。ワインとの相性もばっちりだった。中でも美味しかったのが長崎名産のからすみに色も食感も似ているチーズ。店員さんに尋ねるとミモレットだという。

　20代のとき長崎で3年半暮らした。妻は長崎生まれの長崎育ち。長男と次男は長崎で生まれた。長崎はわたしの第二の故郷だ。せっかくなので100グラム計り売りしてもらい、お土産に持って帰った。「わたし、チーズ大好きなの」と大喜びした。次回は妻を同伴して訪れたい。