種を蒔いて育てたクリの苗、六国見山へ植樹の準備12・11

六国見山植樹本数306本に、実生のイロハモミジ5本追加4・27

　北鎌倉湧水ネットワークは12月16日に予定している六国見山森林公園定例手入れで、神奈川県所有竹林の柵の補修・補強と同時にクリの苗７本を植樹する。このクリの苗は昨年９月、北鎌倉湧水ネットワーク・里山インストラクターの伏尾守さんからいただいたクリの実を鉢で発芽させて育てたもの。予定通り植樹が完了すると六国見山森林公園への落葉樹を中心とした苗木の累計植樹本数は313本となる。

＊これまで植樹した樹種の内訳と本数は下記の通りだ。
　イロハモミジ１１５本▽ヤマザクラ３９本▽エゴノキ１２本▽アカシデ２本▽河津桜２本▽オウバイ３本▽ヤマツツジ９０本▽オオムラサキツツジ２０本▽クヌギ７本▽コナラ７本▽クリ７本（ヤマグリ５本、普通のクリ２本）▽その他３本。


　クリの苗は2016年11月19日、鎌倉市公園協会の協力を得て、クヌギ７本、コナラ７本、クリ５本を植樹した場所に植える。クヌギとクリは根付いたが、コナラは４本が枯れてしまったようだ。12月11日、植樹に備えて下草刈りをするともに、枯れたと思われるコナラの隣を中心に７箇所、穴を掘った。目印のために支柱に赤いテープを巻いた。


　なぜ、こうしたかというと枯れたと思っていたコナラの１本の根元から新しい枝が出ていた。ひょっとして復活するかもしれないと考えた。植物は強い。
　コナラも鉢で育てているがまだ小さい。もっと大きく育てて植樹したい。

　　北鎌倉湧水ネットワークはこれまで３０６本の落葉樹を中心とした苗木を六国見山森林公園に植樹したが、苗木は主に公益社団法人・国土緑化推進機構（緑の募金公募事業）、公益財団法人かながわトラストみどり財団、鎌倉市から提供を受けてきた。

　しかし、緑の募金公募事業は今年6月末で終了し、かながわトラストみどり財団は今年度から関係団体への苗木の提供を止めた。このため、植樹に必要な苗木の新たな調達方法を考える必要に迫られている。