神奈川県所有の竹林に「筍掘らないで」の掲示板4・27

　去る4月18日、まちむら機構（一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構）の平成30年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金募集説明会に参加した際、配布資料の中に「竹林本数の目安」（特定非営利活動法人ちば里山センター作製）があった。昨年から神奈川県所有の竹林整備を進めているが、どの程度のタケノコを掘らないで残すべきか、気になっていた。


　「第15期神奈川県森林インストラクター養成講座」では「元気な竹林に整備する場合」の例として「・4000本/１ｈａ（10，000平方メートル）程度の竹林を目標に伐採する・１～６年生の竹が各年齢別に600～700本/１ｈａ（100平方メートルに40本程度、年齢別に6～7本ずつ）になるように伐採する」と教えてもらった。現在、竹林に生えている竹は70本で、目標本数の半分弱。しかも、偏って生えている。できれば均等にして、見た目にも美しい、竹林にしたい。


　そこで、4月27日、「竹林整備中！　タケノコを掘らないでください」の看板を作成し、竹林内に掲示した。混み合って生えているタケノコを間引くように掘ってくれればいいのだが、そうではなく掘りやすく、形のいいものを掘っていく人がいる。これでは目標とする竹林が誕生しない。

　まちむら機構（一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構）多面的機能交付金事務局の原田明さんからは「資料の「２　タケノコの利用できる竹林にしたい場合」とは、年に2回施肥するなど、販売目的で集約的に生産することを想定しています。ボランティア活動の場合、「１　竹林景観を守りたい場合」が適しているかもしれません。お写真を拝見しました。既に適正な本数に到達しているかもしれません。その場合、１年生から６年生までの本数が均等になるように管理を続けていただくと宜しいかもしれません」