美味しくて、美しい料理と借景：「ネスト」（北鎌倉）

屋久島を東京で味わおう！「おとな愉快団！」オフ会10・28
　女性に人気の「ネスト」（ギャラリー＆レストラン）は、北鎌倉における男性の「隠れ家」的なお店の「顔」も持つ。JR北鎌倉駅から徒歩約10分。浄土宗の一派である時宗（じしゅう）の光照寺のすぐ上にある。光照寺の先の石段を登っていく。借景が素晴らしい。最も北鎌倉らしい景色を独り占めにできる。

「ネスト」（ギャラリー＆レストラン）
□住　 所　〒247-0061 神奈川県鎌倉市台1399-1
□TEL&FAX　0467-47-9540
□営業時間 11：00～18：00
□休 館 日 火曜日　　　

　１０月２９日のお昼、「今回限り」と条件を付け、店主に無理なお願いをした。無理なお願いの中身は、「私がつくった有機無農薬のエビイモ、ヤツガシラ、長ネギを使って、ランチをお願いしたい」。実は北鎌倉湧水ネットワークのコアメンバーで、かつ「ネスト」の常連が「名誉の負傷」（？）をして入院した。その彼が最近、退院をしたので、趣向をこらした退院祝いを考えた。
　店主に快く了解してもらったので、２日前に食材を運んだ。２８日に東京・麴町の「季節の料理屋久島」でのオフ会にもまったく同じ食材を持ち込み、調理してもらった。こちらは純日本風の料理が並んだ。とても美味しかった。仲間に喜んでもらえ、嬉しかった。
　さあ、どんな料理が出されるとかと期待に胸を膨らませ、ネストを訪れた。びっくり仰天した。ランチに少しだけ、添えて出してもらえるかなと思っていたからだ。本格手的な料理が次々に。サトイモチップ、エビとチーズ入りのグラタン、中華風スープ、油揚げ…。スパゲティには長ネギのさらした白身の部分がしっかりと乗せられていた。ハヤトウリは「日曜百姓」仲間からいただいた。美味しく、美しく、心のこもった料理だった。














　デザートは煮リンゴとヨーグルト。本当に奇麗だ。料理は「文化」、つまり、想像力の産物だと再認識した。店主のセンスが光る。ダイエット中にもかかわらず、ビールを４杯もいただいてしまった。北鎌倉は例年、１２月初旬が紅葉の見ごろ。ネストの窓から、ビールグラスを傾けて紅葉を愛でるのもまたいい。ただ、リバウンドが怖い…