見通し調査に下刈の効果歴然2・4六国見山臨時手入れ②

まちむら交流きこうの里山林整備交付金の採択内定6・14
高野台住宅地はおろか大船観音、丹沢の山並みまで見通せるようになった！

　まちむら交流きこう（一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構）の「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」の活動報告書の提出は2月28日必着となっている。活動報告書には２種類のモニタリング調査（見通し調査と植栽木の成長量調査）を提出しなければならない。ということで2月4日の六国見山臨時手入れでは、鎌倉市公園協会のスギの間伐立ち合いと協力（丸切りと丸太運び）、夫婦桜周辺のスギ林の下刈りと同時にモニタリング調査も実施した。

まずは見通し調査の結果を掲載する。見通し調査は見通し良好の美しい森林にしたいという目標を掲げ、2018年7月3日に調査地点を４か所設定して実施した。具体的な調査地点は調査区１＝公園北口（石段の登山道横）、調査区２＝シンボルツリー・夫婦桜上の赤道（＝園路）、調査区３＝エリア１とエリア２の境界線、調査区４＝2011年に活動を開始した時の作業路入口。

　地道な下刈によって、４地点すべて見通しが劇的に改善した。最も目標達成率が改善したのが【調査区４】で、2018年7月3日にはわずか5メートルしか見通せなかったのに、高野台住宅地はおろか2,5㎞先の大船観音、20㎞以上先の丹沢の山並みまで見通せるようになった。【調査区２】の改善も著しく園路から夫婦桜の両方が鑑賞できるようになった。

【2019年2月4日】

◇調査区１＝公園北口（石段の登山道横）

見通し距離　30m

◇調査区2＝シンボルツリー・夫婦桜上の赤道（＝園路）

　　見通し距離　30ｍ

◇調査区3＝エリア１とエリア２の境界線

　　見通し距離55ｍ

◇調査区4＝2011年に活動を開始した時の作業路入口

　　見通し距離　52,6ｍ