ヤバイ！六国見山の同期の桜が倒木の下敷きに2・20

植樹本数遂に300本突破、2・18六国見山定例手入れ

　2月20日、一人で刈払い機を担いで、六国見山森林公園の展望台下のかつての段々畑へ向かった。ここには山桜やエゴノキの苗木を植樹したが、3月5日に公益財団法人鎌倉風致保存会が実施予定の「中学生みどりのボランティア」の作業現場となる。植樹した苗木が誤伐されないように苗木の周りを下刈りすることがこの日の作業目的だった。

　下刈り開始後、ほどなくして衝撃的な光景を目の当たりにした。2年前に植樹した「ぐうたく会同期会」（一橋大学宮沢ゼミ・昭和47年卒業生がメンバー）から寄贈されたヤマザクラ（同期の桜）が根こそぎ倒れた落葉樹の下敷きになっていた。同期の桜は倒れた落葉樹の枝葉に抑え込まれ、地面に横倒しにされた。幹は野ウサギにかじられ、枝も折れてしまっていた。

　救いは若いので弾力性があり、幹が折れていなかったこと。刈払い機を使って、急ぎ、ヤマザクラの救出作業を開始した。刈払い機はつい最近、刃を変えたばかりだったので、切れ味抜群で、救出作業は短時間で済み、ヤマザクラの苗木もしっかり立ち直った。まさに九死に一生を得たという感じだ。自らの人生と重なる。昨年の台風24によって、スギが中折れした際、コナラも巻き添えになった苦い経験がある。苗木を植樹したら、周囲の腐りが入るなどした倒木予備軍の樹木は早急に伐採する必要性を痛感した。