新兵器「プラロック」は優れもの！7・22六国見山臨時

【7・20六国見山定例】③懸案のスギの架かり木処理

　7月22日、北鎌倉湧水ネットワークの六国見山森林公園の臨時手入れを行った。参加者は5人。手入れの内容は下草刈りと形状不良のスギとヒノキの間伐で、間伐の際、購入したばかりの牽引具「プラロック」とスリングベルトを使用した。この二つの道具の購入原資は、神奈川県森林協会（https://www.k-crk.com/gaiyou.html）の「森林づくり活動」支援金。

「プラロック」

スリングベルト

間伐、伐採に使う牽引具には「プラロック」以外にロープ、チルホール（手動ウインチ）がある。チルホールが一番強力だが、重いので持ち運びが大変だ。「プラロック」はチルホールとくらべて引張能力はかなり劣るものの、軽いので、持ち運びが容易だ。

【チルホールを使った間伐作業の様子】

　「プラロック」、スリングベルト、ロープを組み合わせて間伐開始。ターゲットの形状不良のヒノキは枝が周囲のスギと絡み合っており、ロープのみで、目指す方向にけん引することは無理な状況だった。この問題を軽量で力持ちの「プラロック」が見事に解決してくれた。

下草刈り前

下草刈りスタート

下草刈り後

間伐、下草刈り前

間伐、下草刈り後

まるで里山の“墓場”。手入れが行き届かず、下草などに隠れて園路からはこの惨状が見えなかった。しかし、この日行った下草刈りで、その惨状が明らかになった。昨年日本に上陸した台風24号によって腐りが入るなどしたスギなどが中折したり、根こそぎ倒れた。