スギの形状不良化一段と進行7・29六国見山臨時

下刈り続行で里山の“墓場”相次ぎ出現7・25六国見山臨時

下草刈りのみでかなりのヤマザクラの植樹スペース確保

気象庁の梅雨明け宣言が出た7月29日、北鎌倉湧水ネットワークは3人で六国見山森林公園の臨時手入れを行った。定例手入れの内容は下草刈りで、7月25日の続きだ。下草刈りをしていると中折れしたり、幹に腐りが入ったりしているスギの存在が次々に明らかになり、形状不良化が一段と進行していることが分かった。

手入れ前

手入れ後

スギの形状不良化一段と進行

ヤマザクラの古木化の実例

　そして痛感させられたのは、人の記憶ほど、あやふやなものはないということ。このとこを下草刈りと間伐をしているエリアは六国見山森林公園南口広場に近い、スギ林とヤマザクラの樹林地だ。このエリアは里山再生活動をさせた翌年の201２年に下草刈り、除伐、形状不良のスギの間伐を行った。間伐に関しては鎌倉市公園協会からの委託で植政造園が、形状不良のスギをメーンに６０本の樹木を伐採した。

　この結果、かなりのスペースができた。ここにかなりの本数のヤマザクラの苗木を植えることが可能である。すっかり忘れてしまっていた。このスペースには手入れ後、ほどなくしてカラスザンショウが不気味なくらいたくさん出現した。これを刈り取ってからは、活動を別のエリアに移した。そうしたら再び、アズマネザサ、アオキなどが繁茂し、人が踏み入れることのできない世界に戻ってしまった。