ヤバイ、ハチアレルギー検査は陽性！10・15

キイロスズメバチの巣処理前にアレルギー検査10・7

　10月15日、約１週間前に自宅近くのアレルギー科のある皮膚科で行ったスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類のハチに対応したハチアレルギー検査の結果が出た。アレルギー検査報告書に記載された0から6まで7段階あるRASTクラス判定表によれば、スズメバチが4、ミツバチが限りなく4に近い3、アシナガバチが3でいずれも陽性だった。

わたしが受けたのは採取した血液から蜂毒のIgE抗体というタンパク質の測定量を調べる「IgE RAST（ラスト）」と呼ばれる血液検査だ。血液に蜂毒に対するIgE抗体がたくさん含まれていると、アレルギー症状が出やすくなるそうだ。0が陰性、1が疑陽性、 2～3が陽性。4以上が強陽性で大部分の人にアレルギー症状が出るという。わたしの場合はスズメバチとミツバチに刺されるとアレルギー症状が出る恐れがある。

　8月にキイロスズメバチに5カ所刺された際、痒み、痛み、腫れはあったが、その他の症状はなかった。刺された後も下草刈りを続けることができたので、まさか陽性になるとは思っていなかった。過信は禁物だ。主治医から「ハチに近づく機会が多いなら、『エピペン』（アナフィラキシー補助治療剤＝アドレナリン注射液、https://www.epipen.jp/）を携帯したほうが安心ですね」と言われた。

　これからも六国見山の里山再生活動を継続する。ハチと遭遇する機会は多いので『エピペン』を処方してもらうことにした。『エピペン』は健康保険が適用される。私の場合は2割が自己負担で費用は約2,300円。「エピペン注射液適正使用のための理解確認事項」を確認後、「エピペン注射液適正使用」に署名し、看護師さんに「練習用エピペントレーナー」を使って、使い方を教えてもらった。

エピペンガイドブック、エピペンの使い方ガイド（DVD）をいただいて帰宅後、マイランEDP合同会社の「重要なお知らせ通知プログラム」に登録した。エピペン注射液の有効期限は1年で、登録すると使用期限の1カ月前にメールかはがきで連絡が来るという。

　いただいたエピペンガイドブックを参考にして、アレルギー、アナフィラキシー、アナフィラキシー・ショックなどのおさらいをしてみたい。

【アレルギー】

異物から人の体の仕組みである『免疫』が過剰に働くことによって、かゆみ、くしゃみ、炎症などの様々な症状を引き起こす状態。

【アナフィラキシー】

　アレルギーの原因物質（アレルゲン）に接触したり、体内の摂取したりした後、数分から数十分以内の短い時間に全身にあらわれる激しい急性のアレルギー反応。アレルゲンには⓵食べ物を食べる②昆虫に刺されて毒などが体内に入る③薬を飲む、注射する、塗る―がある。

【アナフィラキシー・ショック】

　アナフィラキシー症状が急激に変化し、場合によっては、初めの症状があらわれてから数分後に⓵血圧の低下②呼吸困難③意識がなくなる―などのショック症状が引き起こされること。生命を脅かす危険な状態になってしまうこともあるので十分な注意が必要。

【RASTクラス判定表】（CRCグループ公式HPより転載　http://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/59.html）

質問　特異的IgE抗体のクラス判定の解釈は？

回答　クラス判定は、IgE抗体価を「0～6」の7段階におおまかに分けたもので、クラスが高いほどアレルゲンである可能性が高く、重篤な症状を引き起こす危険性があります。クラス判定は、IgE抗体価を「0～6」の7段階におおまかに分けたもので、クラスが高いほどアレルゲンである可能性が高く、重篤な症状を引き起こす危険性があります。クラス1は疑陽性つまりアレルゲンである疑い、クラス2以上は陽性つまりアレルゲンの可能性が高い、クラス4以上は強陽性で大部分の患者さんがアレルギー反応を示すといわれています。ただし、なかにはIgE抗体が証明されても症状が認められないこともあります。

【エピペン】（コトバンク）

　アナフィラキシーの進行を一時的に緩和し、ショック症状への進展を防ぐため、医師による治療を受けるまでの間に用いる補助治療薬。「エピペン」は製薬会社ファイザーが製造販売する製品名で、一般名はアドレナリン（エピネフリン）である。症状をおこした本人や保護者などが迅速に使えるよう考えられた注射用キットで、薬液と注射針が内蔵されたペン型の注射器のほか、薬品についての添付文書や使用情報、携帯用ケース、練習用トレーナー、医師等の連絡先を記入するシール、薬液の使用期限切れ通知のための登録葉書がセットになっている。