③山桜植樹で累計475本、500本目前：12・21六国見山手入れ

⓵60人参加、山桜の苗木80本の植樹【12・21六国見山手入れ】

鎌倉市公園協会とのコラボで実現

谷本緑化による架かり木の処理（2019・12・14）

台風19号上陸の翌日（2019・10・13）

谷本緑化による架かり木・倒木処理後（2019・12・14）

　12月21日のヤマザクラの苗木80本の植樹で、北鎌倉湧水ネットワークが六国見山森林公園に植樹した苗木は累計で475本になり、500本の大台目前となった。これは公益財団法人鎌倉市公園協会に協力してもらって実現できた。特に、今回は台風15号と19号によって、六国見山森林公園内では推定で400本以上の樹木が傾いたり、倒れたりして、植樹の場所を確保することが厳しくなった。架かり木や巨木の倒木が多数発生したからだ。架かり木の処理には危険が伴う。また、巨木の倒木に対応するにはプロ仕様のチェンソーが必要である。ボランティアが手を出すレベルを超えてしまっていた。

＊植樹した樹種の内訳と本数は下記の通りだ。
　イロハモミジ１１５本▽ヤマツツジ１００本▽ヤマアジサイ５０本▽アジサイ2本▽ヤマザクラ12７本▽オオヤマザクラ1本▽エゴノキ１２本▽アカシデ２本▽河津桜２本▽オウバイ３本▽オオムラサキツツジ２０本▽クヌギ７本▽コナラ１４本▽クリ18本（ヤマグリ５本、普通のクリ9本）▽その他2本。

こうしたボランティアでは手の届かいない台風による被害木の処理をしてくれたのが、鎌倉市公園協会から委託を受けた横須賀市に本拠を置く谷本緑化だった。谷本緑化は11月下旬から六国見山森林公園に入り、5人から6人でチームを組み、片付けに入った。「さすがプロ」とうならせるほどの鮮やかな仕事ぶりだった。12月中旬まで、断続的に六国見山森林公園で作業を続け、北鎌倉湧水ネットワークが鎌倉市公園協会に要望していた危険の伴う被害木を片付けてくれた。

作業の様子

作業前

作業の様子

谷本緑化がおおまかに被害木を片付けてくれたが、さらなる片付けが必要だ。その役割は北鎌倉湧水ネットワークが果たすつもりだ。きれいに片付けて、その後にヤマザクラの苗木を追加植樹したいと考えている。あと25本以上植えれば累計で500本を超える。来年の10月1日に、北鎌倉湧水ネットワークは設立20周年を迎える。是非とも「500本」の大台を達成したい。