ふるさと納税返礼品発送は2019年度7件：北鎌倉の恵み

地ビール「北鎌倉の恵み」がふるさと納税の返礼品に2・26

　六国見山湧水仕込み地ビール「北鎌倉の恵み」に対する「鎌倉市ふるさと納税」の返礼品としての2019年度発送依頼件数は、７件（25,200円）だった。ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のこと。ふるぽ（JTBふるさと納税ポータル）を使って、鎌倉市に１万2千円寄付すると「北鎌倉の恵み」6本（3600円）が返礼品として納税者に届く。

「北鎌倉の恵み」は自然環境保全・街づくり・里山再生を目的に、北鎌倉湧水ネットワークと日本最老舗地ビール会社のサンクトガーレン有限会社（本社・厚木市、岩本伸久社長　https://www.sanktgallenbrewery.com/）のＮＰＯと企業の異例のコラボレーションによって誕生した。役割分担は、北鎌倉湧水ネットワークが企画、湧水の調達先の紹介、販売協力、製造・販売がサンクトガーレンだ。

「北鎌倉の恵み」の場合、北鎌倉湧水ネットワークが製造販売しているわけでないので、納税者に届くまでの手続きがやや面倒だ。まず、JTBから北鎌倉湧水ネットワークに発送依頼が届き、これを受けて、北鎌倉湧水ネットワークがサンクトガーレンに発注する。北鎌倉湧水ネットワークに「北鎌倉の恵み」が到着すると、ヤマト運輸がこれを引き取って納税者に届ける。サンクトガーレンから直接、納税者に送ってもらえば簡単なのだが、ふるさと納税に仕組みでは、鎌倉市から送らないとだめなのだそうだ。

ふるぽ（JTBふるさと納税ポータル）

https://furu-po.com/goods_detail.php?id=272460

ふるさとチョイス（利用率№１ふるさと納税サイト）
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/14204/4567375

　北鎌倉の恵みは志を持って、誕生した地ビールである。売り上げの3％が、特定非営利活動法人・鎌倉市市民活動センター運営会議のＮＰＯ支援かまくらファンド、公益財団法人・鎌倉風致保存会、公益財団法人・かながわトラストみどり財団に寄付されており、合計寄付額が2019年に50万円を突破した。

　2019年度の北鎌倉の恵みの返礼品としての発送先は東京都、大阪府、静岡県、横浜市、藤沢市だった。７件という件数は決して多いとは言えないが、納税ポータルでその存在を知ってもらったことに大きな意味があると思う。