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実践に向け確かな手応え:詳報・第2回団塊サミットin岐阜 ◎「レヴィン&盧佳世」の新伝説スタート 11月18日、定年後の自分の居場所探しをテーマにした岐阜の第2回団塊サミットへ向かうミニバンの中で、隣に坐っていた盧佳世さんが「実はレヴィンのことで…」と言った。盧さんは19日から20日までの日程で開催されるこの団塊サミットに出演が決まっており、現地のバンドとのリハーサルのために前日から現地入りすることになっていた。 ▽母にはもう一つの名前が 私も冒頭に団塊サミット提唱者として、挨拶をすることになっていたので、遅れるわけにはいかない。盧さんに同行した。北鎌倉のまちづくり運動の仲間であるSHUNYAYさんが、ミニバンの運転を買って出てくれた。北鎌倉からの岐阜への先発組は3人。後の2人は19日に新幹線で駆けつけてくることになっていた。団塊サミットは昨年末、北鎌倉・建長寺から始まった。 レヴィンとは、高木昌宣(まさよし)さんのことだ。2年前に交通事故により26歳の若さで亡くなった同郷の無名の詩人のハンドルネームである。HPに膨大な詩を遺していた。今年5月2日の命日に遺作が詩集「レヴィンの系譜」として出版された。私はこの出版のお手伝いした。盧さんは無名の詩人の詩に曲を付けてくれ、歌ってくれている。 「どうしたの?」 「母、昌代(まさよ)以外にもう一つ名前を持っていました。としこっていうんです」 「としはひょっとして利益の利?」 「そう、利子なんです」 「怖いな。レヴィンのお父さん、利昌だよ」 「はい」 背筋が冷たくなった。「まさよ」・「まさよし」、「としこ」・「まさよ」・「としまさ」。「まさよ」の命日の「9月14日」が、「まさよし」の誕生日。これは前から聞いていた。「利昌」-。盧さんのお母さんは、レヴィンの父子に名前で完全につながってしまった。一体これはどういうことなんだろう。 ▽「この観音様、母にそっくりです」 団塊サミットのメーンの行事を終えた20日の日は、時間があったので谷汲山華厳寺という紅葉の奇麗な天台宗のお寺に立ち寄った。本堂の裏手にある観音様の前で「京介さん、この観音様、母に似ています。そっくりです。私は母に似ていると言われます」 「どれどれ」とまず、盧さんと観音様を撮影し、観音様に近づいてぎくりとした。観音様、盧さんに似ていた。写真を見てほしい。似ているなんてものじゃない。観音様、イコール盧さんじゃないか。 ■母に似ている華厳寺の観音菩薩 ![]() ■盧さん(観音菩薩前で撮影) ![]() さらに続編が。盧さんが「母に似ている」といった観音様に手合わせてから暫くして、彼女は再び立ち止まって質問した。 「京介さん、これは」 「多分、お地蔵様かな。ちょっと自信がないけど。このお地蔵様のまとっている衣とかはあなたの持ち色だね」 「私、青が好きなんです」 ■第2回団塊サミットの盧さんのステージ衣装 ![]() ■華厳寺の地蔵菩薩 ![]() ■盧さん(地蔵菩薩前で撮影) ![]() ▽母とレヴィンにコンサートの成功を報告? これから書くことはあくまでも仮説だ。私の思い込みに過ぎないかもしれない。盧さんとお母さん、盧さんとレヴィンとのことである。私は次のように解釈した。ついでに私の役割も書く。 盧さんのお母さんは、歌手になりたかった。何度か聞いた。彼女はコンサートのときに、必ずお母さんの形見を身に着けて歌う。「母が後押ししてくれている」。盧さんの口癖である。観音像は盧さんのお母さんの「昌代」さんであり「利子」さん。お地蔵様は、レヴィンこと高木昌宣さん。 11月5日にCDをリリースしたといってもまだ無名の新人歌手だ。団塊サミットの180人の聴衆の前で、メーンで歌うのはプロ宣言、いやアマ時代も含め、初体験だった思う。 「コンサートの自己採点は」 「皆さんに喜んでいただけて本当に良かったです。満足です。私は一緒に口ずさんでもらう歌を作り、そして歌いたいと思っています」 盧さんはお母さんと、レヴィンにコンサートの成功を報告していたのだろう。きっと。聞いていないので断定はできないが。 ▽盧さんの役割は観音様 「私は故郷に賑わいを取り戻すために、詩集「レヴィンの系譜」を故郷の文化財にしたいと思っています」。団塊サミットの提唱者挨拶で言い切った。私はこれを「レヴィン文化財プロジェクト」と密かに命名した。 このプロジェクトで盧さんの役割は、観音様だ。私の願望に救いの手を差しのべてくれる。観音様はいつどんなときでも衆生の願い事を聞いてくれる。観音経にそうかいてある。 私の役割は孫悟空だ。汗をかきながら走り回ることに向いている。私たち夫婦は昔から「お釈迦様と孫悟空」と言われている。お釈迦様が妻で、孫悟空が私。他人さまは実によく見ている。 これも怖いというか、できすぎた話で。北鎌倉に着き、「アッシー君」をお願いしたSHUNYAYさんの車から荷物を降ろしている最中のことだった。携帯電話が鳴った。長崎で2人暮らしをしている両親の様子を見に行ったお釈迦様からだった。私が岐阜に向かった日に同時に長崎に飛び立った。美しい歌姫と一緒でルンルン気分でいた私を、お釈迦様はきっちり見ていた。お釈迦様の手のひらとはよく言ったものだ。 ▽「9月14日」ではおまけが 「9月14日」という日付ではおまけがある。盧さんが初めて「レヴィンの系譜」の中に収録されている「かたち」と「悲しみの雨の中で」を披露したのが5月21日。場所は私の著書「団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!―セカンドライフの一つの選択肢―」の出版記念会の会場となった横浜の「驛(うまや)の食卓」。この「驛の食卓」のオーナーの栗田守敏さんの誕生日が、9月14日。 不思議な縁だ。私が盧さんと初めて会ったのが、フリーマーケット「北鎌倉匠の市」の開催会場の一つである東慶寺参道。彼女は昨年4月、「北鎌倉匠の市」の手伝いに来ていた。私は主催者の一員。彼女の歌う歌で最初に耳にしたのが、さだ まさしが作詞、作曲した「縁切り寺」。「縁切り寺」とは東慶寺のこと。タイミングは「北鎌倉匠の市」の打ち上げの時である。 ▽キーワードは「まさ」 私がレヴィンに関わりを持つきっかけを作ったのが、いとこの高木真之(まさゆき)。レヴィンのお父さんの親友だ。出版に協力を要請してきた。いとこは高木だから姓は一緒。名前が漢字は「昌」と「真」で違うが、読み方は同じ「まさ」。「まさ」がキーワードになっている。「さだ まさし」にも「まさ」が。これは明らかに考えすぎか。 私とレヴィンの接点。レヴィンのお婆ちゃん(母方)の名前は私の母と同じく「ウメ」。 岐阜からの帰りの車中でも不思議なことが。「高木です。今、盧さんのCD聴いています。真之さん夫婦も一緒です。なんか京介さんに話をしたくて」 ▽とことんやるっきゃない レヴィンのお母さんから携帯に電話が入ったのだった。「本当?岐阜からの帰りで、盧さん、隣にいますよ。替わります」。レヴィンの遺族と盧さんのやりとりが終わって、携帯をうけ取った。レヴィンのお父さんが出た。「今年のレヴィンの出版記念会の時に世話人代表をしてくれた醤油屋の社長、東慶寺の前の住職の井上禅定さんと親しいということ分かりました」 おいおい。勘弁してくれよ。故郷再生の思いを込めて企画した地ビール「北鎌倉の恵み」のラベルの字と、私が関わったナショナル・トラスト団体の機関紙の題字「北鎌倉の風」は、井上禅定さんにお願いしたんだよ。 怖いな。本当に。こうも因縁が絡み合ってしまっていて。57年生きてきて、これほど「縁」について集中的に体験させてもらったことはない。盧さんのお婆ちゃんは「霊媒師」だったらしいし。でも、こうなったらとことんやるっきゃない。そう、決意した。 ▽鎌倉市は千葉氏を通じて縁が 来年の5月20日に私の故郷に盧さんを招き、レヴィン追悼コンサートを計画している。これは「レヴィン文化財プロジェクト」の目標達成に向けた第一歩だ。会場の収容人員は400人。絶対、400人集める。会場に入りきれないほど。 私の故郷、東庄町について一言。東庄はかつて橘庄と呼ばれていた。地名が変わったのは「鎌倉幕府創設者の源頼朝に『常胤(つねたね)は第二の父である』であるいわしめるほど絶大な信頼を得た鎌倉幕府、屈指の御家人、千葉常胤の六男・胤頼(たねより)が、東庄周辺の領主となり『東』を名乗ったためだ。故郷と現在住んでいる鎌倉市は、千葉氏を通じて縁がある。 胤頼の長男かつ後継者の重胤(しげたね)は、鎌倉幕府の第三代征夷大将軍源実朝に仕えた。文武両道の人で、万葉集・古今和歌集と並ぶ三大和歌集「新古今和歌集」の撰者の1人である藤原定家の門下生となり、「東所」(とうどころ)と号した。藤原定家は源実朝の和歌の師でもある。 「今来むと たのめし人は 見えなくに 秋風寒み かりは来にけり」 所領の東庄に帰った重胤を待ちかねた実朝が詠んだ和歌だという。 東庄町役場HP ▽千葉、鎌倉、長崎がつながる ![]() 今まで書いてきたことは、仮説以外は全て事実であり、フィクションではない。仮説の解釈は皆さんにお任せしたい。私は華厳寺から「レヴィン&盧佳世」の新しい伝説がスタートしたと思っている。 「レヴィン文化財プロジェクト」は「団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ」の自ら唱えたスローガンの実践編だ。狙いは故郷再生。いいご縁をいただいたと理解し、自ら培ってきたノウハウを提供したい。 なお、華厳寺 は、西国観音霊場の33番、つまり結願のお寺だ。ご本尊は大悲十一面観世音菩薩である。そして盧さんの宗派は華厳宗… *華厳宗 南都六宗のひとつで学問仏教として奈良時代に栄えた宗派。東大寺が総本山。740年、新羅の僧、審祥が来日、東大寺の三月堂で講義。これをもって日本の華厳宗では、審祥を始祖とする。鎌倉時代には明恵上人などの構想を輩出。教えは宇宙は仏そのものであり、全ての人々が本来は仏であると説く、華厳経に基づく。毘盧遮那仏が本尊。毘盧遮那仏とはサンスクリット語の「ヴァイローチャナ」の音訳で、「輝く太陽に由来するもの」を意味する言葉。密教では毘盧遮那仏を大日如来と呼んでいる。東大寺の金堂の毘盧遮那仏が有名な奈良の大仏様。「毘盧遮那仏」の中に「盧」という漢字がある。盧佳世さんの姓と一緒だ。
by kitakamayunet
| 2005-11-25 05:58
| レヴィン文化財プロジェクト
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