ガレージのアシナガバチの巣、慎重に駆除6・29

6月20日から六国見山の里山再生活動再開6・11

　29日の午前9時過ぎ、山仕事と畑仕事をするために玄関を出て、ふとガレージの天井を見上げたら、なんと傘を開いたときのような形をした灰色のハチの巣が目に飛び込んできた。しかも巣には黒い胴体に鮮やかな黄色の縞模様の入ったハチが出入りしている。ひょっとしてキイロスズメバチかと思った。昨夏刺されて痛い目にあった。しかもその後のハチアレルギー検査では陽性と判明した。

　6月8日に畑で収穫したニンニクを乾燥させるためにガレージに吊るしたときに、巣はなかった。それ以後、作られたことになる。まだそれほど時間がたっていない。「ハチの巣は、大きくなる前に駆除！」というのが鉄則だそうだ。しかし、慎重に対応しないと危険である。

　そこで、まず、ヘルメット、ゴーグル、襟の立つ分厚い防寒服、チェンソー用の厚い皮手袋で身を固めた。そして殺虫剤（虫コロリアース）を巣に向けて噴射した。ハチの動きが止まったのを確認し、高枝伐りバサミで巣を取り除いた。

　虫コロリアースの威力は絶大で、巣に止まっていたハチはピクリとも動かなかった。即死状態だったようだ。巣もまるで風船がしぼんだような形になった。ハチの種類は黒い胴体に黄色の縞模様が入っていたので、“宿敵”のキイロスズメバチかとネットで調べたら、巣の形からアシナガバチで間違いないようだ。

　アシナガバチにはおとなしいイメージがあるが、毒性は強く、刺激すると働きバチが一斉に攻撃してくるという。山仕事と畑仕事のひと汗かいてしまったが早めに駆除できた良かった。ただ、これからの季節は六国見山の森や畑で、ハチの活動が活発になる時期だ。注意して作業する必要がある。

【追加】6・30
6月30日朝、アシナガバチ2匹が、昨日慎重に駆除した巣の周辺を飛んでいた。多分、ここを住家にしていたのだろう。可哀そうだが、虫コロリアースで、2匹とも退治した。

【ご参考】

「今すぐ解決！蜂の巣の種類と見分け方、プロが教える駆除のコツ」（みんなのハチ駆除屋さんhttps://minhachi.jp/knowledge/honeycomb.html）

小さめで身近な空間にもある！アシナガバチの巣

・「お椀を逆さまにした形」「シャワーヘッドのような形」です。六角形の巣穴が外にむきだしになっています。色は灰色・グレー系です。

・作られやすい場所は庭の木、軒下、ベランダ、エアコンなどの室外機、物置、岩かげ、空いた箱の中、墓石など。基本的には開放的な空間を好みますが、狭い空間に作ることもあります。その他、窓枠、戸袋（引き戸が収納される場所）、屋根瓦の内部など、家の周辺の至るところに作ります。

・大きさ　大きいものは、直径15センチほどになります。ヒメホソアシナガバチの下に垂れ下がった巣は、最大で長さ60センチになるものも。

・おとなしいけど実は怖い！　アシナガバチの注意点　比較的おとなしいアシナガバチですが、セグロアシナガバチやキアシナガバチは強い毒を持ち、刺された時の傷みや腫れも強烈です。刺激すると一斉に攻撃してきますから、駆除は慎重にやらないとキケンです。特に軒下やエアコンの室外機などの巣には注意しましょう！