六国見山で刈り払機の安全講習会実施7・2

梅雨の晴れ間に令和2年度六国見山見通し調査7・2

　7月2日、北鎌倉湧水ネットワークは六国見山森林公園でモニタリング調査（見通し調査）を終えた後、刈り払機の安全講習会を実施した。参加者は講師も含めて7人。いずれもまちむら交流きこう（一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構）の令和2年度「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」の採択内定を受けて実施した。

　刈払い機は下草刈りに必要不可欠な道具だが、刈刃が高速で回転するので、刈刃の跳ね返り（キックバック）や転倒などにより刈刃に接触する災害が多発している。参加者が安全に作業するためには、参加者自身が刈払機の構造及び機能、取り扱いと作業の方法、点検・整備について基本的な知識を持つ必要がある。

安全講習会の講師は今年度もベテラン神奈川森林インストラクターの伏尾真守さんにお願いした。“講習生” のうち3人は刈り払機の使い方に慣れているが、3人が初心者で、一人はこれまで刈払い機に触ったこともないまったくの初心者だ。実戦経験が豊富な伏尾さんの説明はものすごく分かりやすく、説得力がある。

安全講習会は刈刃の取付け方からスタート

エンジン始動前には燃料の吸い込みを補助するプライマリーポンプを押す！

　刈刃直径の1/3の部分で刈ると、切れ味が良く、効率的に作業できる。刈幅は1.5mくらいが適切。右から左に振るように作業する。

いよいよ実習開始。怖いのは刈刃のキックバックだ。下草で隠れている切り株や石などに刈刃が接触してキックバックを起こすことがある。下草の中に障害物がないかよく確認してから作業することが極めて大切だ。この日の実習は平らな場所で行った。今後は徐々に斜面で行う実習も取り入れたい。

実習前

実習後