六国見山でチェンソーの安全講習会7・5

六国見山で刈り払機の安全講習会実施7・2

　7月5日、北鎌倉湧水ネットワークは六国見山森林公園でチェンソーの安全講習会を開催した。メニューはチェンソーの操作の基本、整備、実習（伐採と玉切り）。講師を務めたのは愛和機械の中島俊代表と、ベテラン神奈川森林インストラクターの伏尾真守さんのお二人。参加者は講師お二人を含めて10人。

　この講習会は7月2日のモニタリング調査（見通し調査）と刈り払機の安全講習会に続き、まちむら交流きこう（一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構）の令和2年度「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」の採択内定を受けて実施した。午前11時前から雨が降り始めたが、なんとか予定していたメニューをこなすことができた。チェンソーの操作の基本と整備のポイント

・チェンソーを使う作業には危険が伴う。安全の第一歩は服装から始まる。保護帽、皮手袋、作業用防護ズボン、安全靴の着用が必要である。

防護ズボン

安全靴
皮手袋
・ガソリンとオイルの混合比は50：1。25：1に比べて、燃焼効果高まり、排気ガスが綺麗でエンジン内部やマフラーの汚れが少ない。25：1では、スス、カーボン多い。ガソリンとオイルが分離するので使う前に振る。

・チェンソーをきちんと点検・整備すれば、チェンソーの寿命が延びるし、安全に作業できる。さらに作業効率も高まる。

・燃料フィルターが汚れていると燃料を吸い上げない。オイルフィルターにも細かいゴミが入り、トラブルの原因となる。

・エアフィルターが汚れると空気が通らず、エンジンの回転が上がらなくなったり、始動が困難になったりする。

・ガイドバーとソーチェンを外し、付着している切り屑を落とす。切り屑はチェンオイルを含んで、固まって張り付いている。取れにくい場合はパーツクリーナーを吹き付けながら落とす。チェンオイルの流通部分となるガイドバーの隙間に詰まった汚れは確実に取る。

実習（伐採と玉切り）

伐採方向確認

周囲の片付け

伏尾さんの受け口づくり

伏尾さんの追い口づくり

伐採

受講者の受け口づくり

受講者の追い口づくり

伐採状況判断のために上を見ることも必要だ！ 玉切りはチェンソーが挟まれやすく、難しい！ 挟まれたチェンソーをフェリングレバーと別のチェンソーで救出

熟練者の玉切り

玉切り後下刈りも実施