台風被害木を散策者の椅子に活用：7・24六国見山臨時（下）

下草に覆われたヤマザクラの苗木救出：7・24六国見山臨時（上）

フェリングレバー、片手とびは使い勝手良好

　7月24日の六国見山森林公園の臨時手入れは、刈り払機を使った下刈チーム（4人）とチェンソーを使った台風被害木の処理チーム（4人）の二組に分かれたが、台風被害木の処理チームは二つの場所で作業した。

1か所は夫婦桜近くのスギ林と公園南口に近いスギ林。前者はスギの大木が台風で幹折れしてしまった。幹折れしたスギは長さ30㎝程度に玉切りして、散策者が休憩するための椅子に有効活用できればかねてから考えていた。地道な手入れの結果、明るくなった六国見山森林公園には多くの散策者が訪れるようになっている。多分、便利な椅子ができたと散策者に喜んでもらえるだろう。

もう一か所の作業場所の公園南口に近いスギ林は、7月5日にチェンソーの講習会を開催した場所だ。伐採した台風被害木がそのままになっている。玉切りして片付け、その後にはヤマザクラの苗木の追加植樹を予定している。この日の台風被害木の処理で特筆すべきは、交付金で購入したフェリングレバー（木回し棒）と片手とびの使い勝手を試したが、極めて有効性が確認できたこと。

フェリングレバーはチェンソーで樹木を伐採するときにあると便利な道具だ。木を倒すときには「てこの原理」で希望の方向に倒すことが可能で、回りの枝や葉にひっかかって木が倒れないときは木をフェリングレバーで回して倒すことができる。また、木材を移動させる際にも引っかけて移動させることができる。片手とびは腰に負担を掛けずに丸太を引き上げることができる。

フェリングレバー

片手とび