汗だくで台風被害木の片付け続行8・6六国見山手入れ

台風被害木片付け急ピッチ8・2六国見山手入れ（上）

　真夏日となった8月6日、北鎌倉湧水ネットワークは汗だくになりながら六国見山森林公園で台風被害木の伐採（3本）、伐採した台風被害木の玉切り・集積、下刈りを行った。参加者は6人。活動場所は公園南口に近いスギ林とヤマザクラの樹林地。昨年の台風で多数のスギやヤマザクラに被害（根返り、幹折れ、枝折れ、割れ、傾き、欠頂木）が発生した。

　6人の参加者の年齢構成は70代が5人、50代が一人。皆、元気だとはいえ、高齢者が主体だ。熱中症になる恐れがあるので適宜、休憩を取り、こまめな水分補給に努めた。常識的には高齢者なら猛暑の中のしんどい作業は敬遠するはずだ。しかし、「暑くて疲れるね」といいながら、参加者の表情は明るい。その理由は作業の目標が明確だからだ。

　目標とは台風の被害木を片付け後にはヤマザクラの苗木を植樹し、六国見山を神奈川県きってのヤマザクラの名所にすることであり、この目標を参加者が共有している。時折、吹き抜ける緑風が心地よい。「ここは北鎌倉の軽井沢だね」。そんな冗談も飛び出した。台風被害木の片付けは、ゆっくりとしたペースであるが着実に進んでいる。ヤマザクラの苗木を植樹する場所のイメージもはっきりしてきた。やがて、子どもや孫の世代がヤマザクラのトンネルの中を散策する日が来るだろう。

作業後

作業前