ドウダンツツジ10本植樹、枝打ちも実施12・3六国見山手入れ

山桜30本植樹、最年少参加者は3歳：11・21六国見山手入れ（上）

累計ではヤマザクラなども含めて643本に

北鎌倉湧水ネットワークは12月3日、六国見山の手入れを行い、ドウダンツツジの苗木10本の追加植樹を行うとともに、枝打ちも行った。参加者は4人。今年度、ドウダンツツジの苗木の植樹は予定していなかった。しかし、11月21日にヤマザクラの苗木30本を植樹した際、苗木の購入先の白樺園芸店が、北鎌倉湧水ネットワーク側が希望していた樹高2ｍを下回る小さな苗しか調達できなかったとして、“お詫びの印” として、ドウダンツツジの苗木10本を無償で提供してくれた。

　この日の追加植樹で北鎌倉湧水ネットワークが六国見山に植樹した苗木の本数は643本となった。ドウダンツツジは春に白い花が咲き、秋には赤く紅葉する。白樺園芸店が提供してくれたドウダンツツジの苗木はがっちりして、高品質であることが容易に見て取れる。しっかりと育てれば、里山・六国見山の四季に彩を添えてくれることは間違いないだろう。

【643本の樹種の内訳と本数】

ドウダンツツジ10本▽イロハモミジ１１6本▽ヤマツツジ１００本▽ヤマアジサイ170本▽アジサイ2本▽ヤマザクラ15７本▽オオヤマザクラ1本▽エゴノキ１２本▽アカシデ２本▽河津桜２本▽オウバイ３本▽オオムラサキツツジ２０本▽クヌギ７本▽コナラ１４本▽クリ19本（ヤマグリ５本、普通のクリ10本）▽ビワ6本▽その他2本。

　この日は日照を遮る常緑樹と、赤道にオーバーハングしているヤマザクラの枝打ちも行った。常緑樹の枝打ちは、今回も林業系WEBデザイナーの山上剛さんがツリークライミング（木登り）の技を使って、難易度の高い作業をこなしてくれた。

枝打ち前

枝打ちの様子枝打ち後

　ヤマザクラの枝打ちでは、かながわトラストみどり財団の助成金で購入した新兵器＝［456cm 伸縮シャフトと 剪定鋸のセット］を使った。これは使い勝手がいい。誰もがツリークライミング（木登り）の技を使えるわけではない。

　枝打ちしたヤマザクラはチッパーでチップ化して、燻製用のチップにし、太めの枝は薪にする予定だ。

　この日は4人という少人数での作業だったが密度は濃かった。お昼は畑で畑の収穫物（サツマイモ、秋ジャガイモ）、ウインナを焼いた。そして、参加者の古田ルイさんが手作りのお稲荷さんを差し入れてくれた。ジャガイモの品種はレッドムーンだった。六国見山に生えている常緑樹、今後の手入れのやり方についての意見交換もあった。シンプルな食材を使ったランチとなったが、かなり中身が濃かったように思う。