六国見山で初日拝み、龍隠庵コロナ終息法要へ2021年元旦

六国見山から新年明けましておめでとうございます2018元旦

　旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

2021年1月1日は例年通り午前6時半過ぎに自宅を出て六国見山森林公園で初日の出を拝んだ。初日の出のスポットは公園北口石段を登り切って展望台に向かう尾根道沿いだ。好天に恵まれたこともあって、このスポットを知っている人が次々にやってきて、自らの場所を確保した。

　6時50分前から、東の空が赤く染まり、ゆっくりと初日が現れた。なんとも感動的で心が洗われる瞬間だ。この瞬間に立ち会えたことを幸せに思う。今年もいい年であることを初日に手を合わせて祈った。

昨年の12月19日、六国見山森林公園の手入れで、初日の出のスポット周辺の視界を遮る常緑樹の大木の枝打ち、除伐、下刈りを行った。なので、これまでと比べて、初日が見えるエリアが広がったが、もう少し、除伐するとさらにいい条件で初の出が拝めるだろう。

　この後、展望台に向かった。こちらにも多数の人が訪れていた。多分、初日の出のスポットとあわせるとその人数は100人を超えるだろう。展望台からは富士山、大島、スカイツリーが見えた。素晴らしい景観だ。

富士山

大島

スカイツリー

　その後、円覚寺塔頭の龍隠庵を訪れた。太田周文住職に新年の挨拶をするためだ。すると二人の信者が境内の清掃をしていたので手伝った。聞けばこれから太田住職が新型コロナの終息を祈願する法要を執り行うということだった。清掃中にさらに信者が二人、訪ねてきた。

　清掃が終わった後、本堂に5人は招き入れられ、法要が始まった。太田住職によれば「円覚寺では正月三が日、開山堂と大方丈で円覚寺派のお寺の住職と僧堂の雲水たちで無病息災を祈願する大般若転読行ってきた。しかし、今年は新型コロナ感染拡大でそれぞれのお寺で大般若経の経典の一部の転読を行い、疫病の終息を祈願することになった」という。

法要後の龍隠庵境内での記念写真

◇大般若転読

　大般若経は、全部で六百巻ある経典なので、全部を読誦していると膨大な時間がかかる。そこで経題を読み上げ、中の一部を読んで、あとはパラパラと広げて最後に「降伏一切大魔最勝成就」と唱えて読んだこととしている。

高野台から望む富士山