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令和2年度見通し調査:1・16六国見山手入れ(中) 自然の中で育てることの難しさ痛感 ![]() 1月16日は、植栽した樹木をしっかり育成するために六国見山森林公園の令和2年度植栽木の成長量調査も実施した。調査方法は100㎡の方形調査区を高野台住宅地に近いスギ林(「調査区1」)と山桜の樹林地に近いスギ林(「調査区2」)の2か所に設定し、植栽した樹木の成長具合を調べる。「調査区1」には2年前の調査開始時点でイロハモミジ6本、「調査区2」にはクリ3本、コナラ1本、クヌギ4本を植栽してあった。
調査を通じて感じたことは自然の中で植栽した樹木を育てることの難しさだ。植栽した樹木を育てるにはその周辺のこまめな下刈りが必要だ。しかし、下草の成長が著しいときはスズメバチの活動が活発な時期と重なり、うかつに下刈りはできない。
そうすると植栽した樹木は下草に呑み込まれてしまい、成長が阻害される。植栽した樹木の支柱には赤いテープを巻いてあるが、伸び放題になった下草を刈る時は誤伐が発生しやすい。令和2年度も「調査区2」でコナラ1本が誤伐されてしまった。さらにクヌギ1本がヤマザクラの倒木に巻き込まれ、幹が折れた。
植栽木の成長量調査結果 ()内は令和2年度の樹高 「調査区1」 №1 2.8m(2.8m) №2 3.8m(2.8m) №3 3.4m(3m) №4 2.9m(2.8m) №5 2.6m(2.3m) №6(周囲のスギの倒木に巻き込まれて欠損)
植栽したイロハモミジの樹高を計測 ![]() 調査時点の「調査区1」 ![]() 昨年4月に1度、下刈りをしたが、夏季はスズメバチの活動が活発なので下刈りできなかった。その結果、長雨の後に猛暑が続いたためか、例年以上に下草が成長し、植栽したイロハモミジは下草に埋もれてしまった。成長量調査の直前に下草を刈ったが、台風で倒れたスギの片付けが終了していなかったので、足場が悪く、作業は困難を極めた。植栽したイロハモミジの生育にバラツキがあったが、これは周囲の下草との力関係の結果と推定される。
下刈り前の「調査区1」(撮影2021・1・9) ![]() 足場の悪い「調査区1」(撮影2021・1・9) ![]() ![]() 「調査区2」 №7クリ(誤伐によって欠損) №8クリ 1.8m(1.87m) №9コナラ(誤伐によって欠損) №10クリ(周囲のスギの倒木に巻き込まれて欠損) №11クヌギ 1.75m(1.7m) №12クヌギ1.2m(1.28m) №13クヌギ 1.4m(1.5m) №14クヌギ 1.8m(1.8m)
植栽したクリの樹高を計測 ![]() スギの胸高幹周りを計測 ![]() 調査時点の「調査区2」 ![]() 現場は平たんな場所なので、子供たちにドングリやクリ拾いをしてもらいたいと考え、かつてクリ、コナラ、クヌギを植樹した場所であるが、思い通りの結果が得られないでいる。今年度もコナラ1本の誤伐が発生した。また、クヌギ1本がヤマザクラの倒木に巻き込まれ、幹が折れた。理由は不明だが他の2本のクヌギも枝が折れていた。このため、樹高が前年度より減少するか、前年度と同じだった。
幹が折れたクヌギ ![]() ![]() ![]() 枝が折れたクヌギ ![]() 誤伐されたコナラ(撮影:2020・9・6) ![]() 前年度補植したクリ苗は1.8mまで生育した ![]() 調査区内のスギ高木3本は中折れした際、植栽木に被害を与える危険性があるので間伐したいと思っている。しかし、近くのヤマザクラと枝が絡み合っているため架かり木になる恐れがある。さらに間伐の際、周囲の植栽木を押しつぶす危険があるので、間伐を躊躇している。 ![]()
by kitakamayunet
| 2021-01-20 10:16
| 鎌倉の美しい里山継承PJ
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