六国見山の台風被害木を年間64本処理：1・17

台風被害木の片付け加速：10・4六国見山手入れ（上）

　処理後にヤマザクラの苗木植栽

　1月17日、六国見山森林公園の一昨年に上陸した台風による被害木（根返り、幹折れ、枝折れ、割れ、傾き、欠頂木）の処理状況を調査した。調査したのは北鎌倉湧水ネットワークが里山再生活動を行っているエリア4.2haで、昨年2月20日と今回調査時点の台風被害木の未処理本数を比較した。

　その結果、今回調査時点で残っていた未処理本数は79本だった。昨年2月20日の未処理本数は143本だったので、この間64本処理しことになる。処理率では44．75％。

　台風被害木の処理に当たってこの11か月間で心がけたことは以下の項目だ。

① 公園協会が伐採したものの「処理途上」の状態にあったエリア２の被害木を玉切り・集積し、神奈川県きってのヤマザクラの名所づくりを目指してヤマザクラの苗木を30本植栽した。

② 市民の安全を守るため園路沿いの被害木のほとんどを処理した。

③ 植栽木に近い被害木で、近い将来に倒れる可能性が高いものを選別して処理した。

被害木を玉切り・集積し、ヤマザクラの苗木を30本植栽

園路沿いの被害木を処理

植栽木に近い被害木を処理

　まだ、台風被害木は半分以上が未処理のままだ。未処理の被害木は処理が難しく、危険が伴う。慎重な対応が必要だ。公園の指定管理者の鎌倉市公園協会と相談しながら処理を進めていきたい。

処理が難しい未処理の被害木