六国見山山頂―展望台間迂回路の台風被害木撤去1・17

待望の若い世代が独自に里山再生活動12・13

撤去後

撤去前

　1月17日、六国見山山頂と展望台の間の赤道の迂回路の倒木が、「里山MTBみうら」メンバーの桐山大さんら5人によって撤去され、とても歩きやすくなった。このエリアは一昨年の台風によって倒木が多発し、本来の赤道がふさがれ、迂回路が設けられた。しかし、その迂回路も根返りしたスギやヤマザクラが、迂回路の上に覆いかぶさるような格好になっていて、極めて危険な状態だった。

　桐山大さんらの六国見山の台風被害木の片付けは、昨年12月13日続き2回目だ。この日、わたしは六国見山森林公園の台風被害木の処理状況を調査していたので、その合間に見学させてもらった。5人の中に植木屋さんがいて身軽に被害木に乗り、慣れた手つきで片付けていた。さすがプロ。いずれにしても若い世代の里山再生活動への参加はとても嬉しい。

　わたしは市民運動のあり方として、志を持ったそれぞれの組織だとか個人が、自主性を確保したうえで、得意技を発揮しながら緩やかに連携して目標を達成する「分散型市民運動」を提唱し、実践している。3日前には鎌倉市公園協会が六国見山森林公園の園路を塞いでいた裂けたエノキを迅速に処理してくれた。六国見山は間違いなく明るい里山として次世代に継承されていくだろう。