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土づくりは草の観察から「循環農法」再読② 野口農園の土の中のミミズ ![]() 「生きた土とは、その土地の草、菌、虫がたっぷり入って、きちんと『仕事』をしていなければなりません…その畑に生える草は、雑草というものではなく、その土にとって、とても、大切なものです。窒素やリン、カリウムなど土に必要な栄養素の中で、とびぬけて多いのがカルシウムです。土は大量のカルシウムを必要としており、このカルシウムを集めてくれるのが草なのです。その草を、作物を収穫した後にトラクターで土にすき込んでしまいます。この後が、『神虫』『神菌』の出番です。土の中の昆虫や微生物が、せっせと草の死骸を食べて、糞にし、草を土に反してくれるのです。農薬や化学肥料を撒き続けてきた畑で、草をすき込んでも、何か月たっても草はそのままです。土の中で活動してくれるはずの虫や菌が農薬や化学肥料のために死滅してしまっているからです」(「循環農法」)
3月5日、種芋として越冬させていたサトイモを掘り返してみた。野口農園の畑の土の中にどのような虫が生息しているか確認するためだ。最初に目についたのがミミズとダンゴムシ。テントウムシまでいた。じっと観察を続けていると名前のわからない虫が沢山動いていた。野口農園の土は生きている! 野口農園に生えている草はハコベ、ホトケノザだ。草もそのことを証明してくれている。
ダンゴムシ ![]() テントウムシ ![]() 名前のわからない虫 ![]() 「森林・林業学習館」のHPでは「土壌の中の小さな動物 落ち葉や動物の排泄物、死骸などを食べ、細かくしている。落ちて間もない落ち葉はミミズ、ワラジムシ、ヤスデが食べ、さらにもっと小さなダニやトビムシたちが食べ粉々に。微生物(=菌)が働きやすくする。分解が進む。動物の体内を通った有機物は団粒状になって排泄、ふかふかの土に。ミミズは固い土にトンネルを掘り、水や植物の根が通りやすくするとともに土壌をふかふかに耕す。ミミズが掘ったトンネルは土の中の空気の通り道となり、微生物が活発となり、土の中の微生物が活発になり、有機物の分解が速く進行する」と、「草・虫・菌」の関係をわかりやすく説明してくれている。虫が比較的大きな草をまず分解し、これを受けて微生物が最終的に分解する。見事な役割分担だ。
昨年の10月、畑でムカデに噛まれて痛い目にあった。ムカデも土壌の中の小さな動物で、土づくりに貢献していた。「昆虫、鳥、動物、微生物、カビ、植物…そして人間。すべてが、何一つなく無駄なものはなく、一つとして特別なものも秀でたものもなく、宇宙の循環の中に組み込まれていたのです」(「循環農農法」)。納得である。ただ、また、噛まれるのはごめんこうむりたいが…
by kitakamayunet
| 2021-03-06 19:18
| 里山・六国見山と生物多様性
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