ビワ7本植樹、累計659本に5・20六国見山手入れ（下）

ヤマアジサイ次々に開花、見ごろに5・20六国見山手入れ（上）

ドウダンツツジ植樹の準備完了

　5月20日の六国見山森林公園の手入れでは下刈りのほか六国見山で借りている畑に生えているビワの実のこぼれ種から誕生した実生のビワの苗木7本の植樹、6月6日のドウダンツツジの植樹に向けた穴掘りを行った。

　この日のビワの苗木の植樹で、2011年に六国見山の里山再生活動をスタートして以来の累計植樹本数は259本となった。植樹した場所は台風被害木の伐採・集積をした跡だ。既にビワだけでなくクヌギ、コナラ、クリなどの苗木も植えてある。

日当たりが抜群によくなった。そう遠くない将来、子どもたちがクリやドングリの実拾い、カブトムシとりを楽しむことが出来るはずだ。ビワの花が咲けば、花の蜜は虫、実をつけるようになればその実が野鳥などの餌になり、生物多様性の実現に役立つだろう。植樹した樹種の内訳とそれぞれの本数は下記の通りだ。

【659本の樹種の内訳と本数】

イロハモミジ１１6本▽ヤマツツジ１００本▽ヤマアジサイ170本▽アジサイ2本▽ヤマザクラ162本▽オオヤマザクラ1本▽エゴノキ15本▽アカシデ２本▽河津桜２本▽オウバイ３本▽オオムラサキツツジ２０本▽クヌギ9本▽コナラ１４本▽クリ24本（ヤマグリ５本、普通のクリ10本）▽ビワ17本▽その他2本。

　6月6日に植樹するドウダンツツジの苗木はセブン-イレブン記念財団の助成金で購入する。既に大船の白樺園芸店に発注済みで、6月6日の朝、白樺園芸店が六国見山森林公園に届けてくれることになっている。

植樹本数は50本だ。実際に植樹すると累計植樹本数は709本となり、700本を突破する。苗木を植樹するために準備を急いだ理由は雨天決行にしているからだ。白樺園芸店から「一度注文を受け、入荷すると日時の変更はできない。また、苗木の根が動いている時期なので早めに植えたほうがいい」と言われている。

今年は梅雨入りが極端に早そうで、6月6日は梅雨入りしていると考えた方が自然だ。雨中の作業は大変なので、六国見山森林公園の指定管理者である鎌倉市公園協会に協力要請済みだ。鎌倉市公園協会からは「人数は不明だが協力する」との返事をいただいている。