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宇宙の万物は陰陽から成り立つ循環農法再読⑪ 六国見山湧水仕込み地ビール「北鎌倉の恵み」 ![]() 「雑木林の水は陽性です。冬に落葉して太陽の光が土の中に入り、落ち葉は昆虫や微生物に食べられ分解され、地下水の中へカルシウムやマグネシウムやミネラルをたくさん含んだ、体に最高の水となるとなるのです」「ニンジンから宇宙へ よみがえる母なる大地」
六国見山を舞台にした里山再生活動が今年で10周年を迎えた。この間、形状不良のスギやヒノキの間伐・伐採した跡にヤマザクラ、イロハモミジ、エゴノキ、クヌギ、コナラ、クリなどの落葉御広葉樹を植樹してきた。目的は保水力の維持、水質の向上、景観の向上だ。循環農法では「陰陽の法則」に基づき、杉林を陰、雑木林を陽とし、杉山を流れる木は雑木林の中をくぐった水に比べて陰性となり、飲み水に適した水とは言えなくなるとしている。わが意を得たと思った。 これまで落葉広葉樹を植樹してきた理由は、実際に男体山、赤城山、日光白根山、上州武尊山などの栃木、群馬両県の水源の森を見て回ったら、水源の森の樹木はブナなどの落葉広葉樹樹が圧倒的に多かったからだ。そして、ネットでも色々と調べた。その結果、落葉御広葉樹を積極的に植樹してきた。
森林生態系と土壌 「森林土壌には、ミミズやトビムシ、ダニ、微生物などの土壌動物や土壌微生物などが無数に存在しています。土壌に入った排泄物や生物体の死骸などの有機物は、無数の土壌動物が食べ、細かくし、さらに土壌微生物によって分解され、無機物化されて、再び植物の栄養分として根から吸収されます。また、土壌よりさらに深いところには、岩層があり、岩層が風化してできる無機物(カリウム、リン、鉄、カルシウム、マグネシウムなど)も植物の無機養分となって吸収されます」(森林・林業学習館公式HP)
落ち葉かきとミネラル 「落ち葉かきの季節です。毎年恒例の場所ですが、舗装道路と落ち葉の間に、たった一年で薄い腐葉土の層ができています。これは春先の苗土にうってつけの天然資材です。落ち葉は、貴重なミネラル(カルシウムやマグネシウム、その他の微量要素)の源でもあります。かつてはこうした落ち葉が川に流されて行くうちに分解されて海にたどり着いて、プランクトンや魚介を養いました。かつてはウナギなどの回遊魚が川に戻ってきて、産卵を経ると死んで朽ちて、有機質となっていったわけです」(すどう農園)
水質の浄化機能 「雨水が森林を通って土壌に染み込み、最後に渓流に流出するまでに、リンや窒素などの富栄養化の原因となる物質は、土壌中に保留されたり、植物に吸収されたりする一方で、土壌中のミネラル成分などがバランス良く溶け出すことにより、森林はおいしい水を作り出すと考えられます。このような森林の働きは、水質の浄化機能と呼ばれています。」(林野庁公式HP)
蔵治光一郎東京大学愛知演習林講師 「森には『健康な森』と『不健康な森』があるのをご存知でしょうか?健康な森は一見すると地面が緑色に見えるのに対し、不健康な地面は茶色に見えるというとわかりやすいかもしれません。健康な森では木と木との間に適度な間隔があり木漏れ日が差すので、木々の根元には様々な植物が生えてきます。地面には落ち葉つもり、その下の土も落ち葉の効果でフカフカと軟らかく、たくさんの水を蓄えることができます。こうした森の木はさほど背が高くなくても幹は太く、しっかりと根が地中に張っているので強い風や風にも耐えることができます。しかし、間伐されずに放置された不健康な森は木々の間隔が狭く密集しています。そのため木々の根元には日が差さないので下草は生えてきません。剥き出しになった土は雨により浸食されやすく、どんどん流されてしまうので、やがては木の根が地表に露出してしまいます。見かけは立派な森ですが、こうした不健康な森の土壌は薄く、土の保水能力はハゲ山とほとんど同じ。不健康な森が『緑の砂漠』ともいわれるゆえんです」(東大・サントリー特別Web企画「水の知」最前線 vol02 水と森と人の共生を目指す「森と水の科学」~『緑のダム』がもたらす恵みとは~) ![]() 2013年8月24日(土)夕、北鎌倉の山ノ内公会堂で、北鎌倉・六国見山の湧水を仕込んだ地ビール新「北鎌倉の恵み」試飲会を開催した。席上、この地ビールの製造発売元であるサンクトガーレンの岩本伸久社長は「この北鎌倉の水が日本では珍しい硬水という点に大変興味を持ちました」と話した。硬水には軟水に比べてカルシウムやマグネシウムが多く含まれるという。六国見山に植樹した焚くよう広葉樹がさらに成長すると水質はさらに良くなるかもしれない。
硬水と軟水 「生活用水や飲料水をその成分で分類したときに「軟水」、「硬水」という言葉を使います。軟水・硬水の基準には「硬度」が用いられています。硬度とは、水に含まれるカルシウム濃度およびマグネシウム濃度で表される指標で、算出基準は国により異なります。日本では米国の基準が広く採用されており、「カルシウム濃度(ミリグラム/リットル)×2.5+マグネシウム濃度(ミリグラム/リットル)×4.1」で算出されます。硬度を分類する基準にはいろいろありますが、硬度100以下が「軟水」、101~300は「中硬水」、300以上が「硬水」というのがおおよその目安になります。硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムは地下の岩石から時間をかけて溶け出したものです。従って、日本やイギリスなどの島国は滞留年数が短いため地下水の硬度は低くなる傾向があります(日本でも沖縄は硬水が多い)。一方で石灰岩地質が卓越し、滞留年数も長いヨーロッパ大陸の地下水は硬度が高い傾向があります。また、海外のミネラルウォーターには炭酸ガスを含むミネラルウォーターも少なくありません」(サントリー水大辞典)
毒物を浄化できるのは水だけ 「人類を始め、地球上で生活するすべての生き物にとって不可欠なもの、光、水、空気、大地、この四つの中のどれが欠けても地球上に住む生き物は生きられません。人間の横暴で汚された大地、空気、水の中で浄化する力を持っているのは水だけでしょう。水はどんな物質でも包み込んで洗い流してくれます。それに水はどのように汚されようと水自体を汚したり、だめになったりすることはないのです。泥水になった水でも海に流れ込むと、光の力で他の物質からさっさと離れて、水蒸気となって大気中へ。そして、大気中の汚れを包み込んで雨となって地上へ。地上では人間のまき散らした各種の毒物とともに川から海へ。運んだ毒物を海底へ沈めて、自分たちは天へ帰り、また雨となって浄化してくれているのです。人間がまき散らした毒物を浄化できるのは水だけなのです。毒物は海底に運ばれ、海底の奥深い割れ目から地下のマグマに運ばれていき、完全浄化されます。このことに気がつけば、天の怒りで雨を降らせているのではなく、天の愛だと気がつくでしょう。太陽や、海水や、草木などの自然から、私たちは、十分愛されています。自分を愛するように、土や光や水をもっと愛するべきです。そのことにたった一人のあなたが気づけばいいのです」(「ニンジンから宇宙へ よみがえる母なる大地」)
by kitakamayunet
| 2021-06-28 06:13
| 里山・六国見山と生物多様性
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