台湾リスにサツマイモの苗が掘り返された！5・7、8

第六回プラチナブロガーコンテスト開催！

裏庭で栽培しているトマトに本格的な支柱

　北鎌倉湧水ネットワークの六国見山里山再生活動の目的の一つに生物多様性の確保がある。ただ、六国見山の畑で野菜作りをしていると、正直のところ痛しかゆしの側面がある。5月7日に、畑に行って驚いた。5月4日に植えたサツマイモの苗が野生動物によって掘り起こされて散乱していた。掘り起こされ苗の中には発芽を始めている苗もあった。急いで植え直した。

発芽を始めていた苗

掘り起こした野生動物の正体は台湾リスだと推測した。4月28日、種蒔きした落花生がタヌキと思われる野生動物に食べられてしまった。この日は野菜の種などを保管している箱入れておいた米ぬかを入れた袋が台湾リスに食い破られていた。そこで、サツマイモの苗を植える予定の畝にこの米ぬかを撒き、スコップで土と混ぜ合わせた。土と混ぜ合わせた米ぬかを台湾リスが食べるとは考えずにそうした。

　台湾リス以外にサツマイモの苗を掘り起こした野生動物の可能性としての考えたのがコジュケイだった。一昨年、玄米にコクゾウムシが大量発生した時、泣く泣く、玄米を畑のニンニクやネギの周りに撒いた。そうしたらコジュケイがこれを食べに来てニンニクの苗が掘り起こされてしまったことがあった。

　5月8日、畑に行くとサツマイモの苗を植えたところから台湾リスが逃げていくのが見えた。そして、サツマイモの苗が数本、掘り起こされていた。これで、サツマイモの苗の掘り返し犯が台湾リスだと特定できた。六国見山の森には台湾リス以外にタヌキ、ハクビシン、アライグマ、野ウサギなど多くの野生動物が生息している。最近は苦手なヘビの姿もよく見かける。生態系の頂点に立つオオタカも餌場にしているくらいに豊かな森なのだ。生物多様性の観点からは素晴らしい。

逃げていく台湾リス

再び掘り起こされたサツマイモの苗

　そうではあるが、丹精込めて育てている野菜が野生動物に襲撃されて正直のところ腹が立つ。よくよく考えてみればわたしは25年前、六国見山に引っ越してきた新規移住者だ。これに対して野生動物たちは“先住民”である。そういうふうに考え、腹の虫を抑えて共生の道を探っていくことにしよう。

　5月7日、カボチャの2回目の種蒔きをした。早く種蒔きをして早めに収穫すると冬至までカボチャが保存できない。そこで種蒔きを遅らせれば、収穫時期も遅くなるので冬至まで保存できるのではないかと考えた。

大きく成長した最初に種蒔きしたカボチャ

5月8日、裏庭で栽培しているトマトに実がついていたので、本格的な支柱を立てた。初夏の訪れを強く意識した。

大玉トマト

中玉トマト

ミニトマト