エゴノキの苗木10本を一人で先行植樹5・19

連休明けのモチベーションの上げ方

日当たり抜群、将来自生のエゴノキとの花の競演に期待　5月19日、大船の白樺園芸店にお願いしてエゴノキの苗木10本を六国見山森林公園北口に届けてもらい、一人で植樹した。本来ならヤマザクラ10本、ヤマツツジ20本、ドウダンツツジ20本の苗木と一緒に5月21日の北鎌倉湧水ネットワークの六国見山里山再生活動の定例手入れ日に参加者と一緒に植樹する予定だったが、エゴノキの苗木のみ先行して植えた。

理由はエゴノキの苗木を植える場所が六国見山森林公園北口に近い場所だったからだ。エゴノキの苗木以外は、公園南口の方が搬送に便利だ。このため、白樺園芸店には5月21日にすべての苗を六国見山森林公園南口に届けてもらうことにしていた。ところがよく考えてみると、これではエゴノキの苗を搬送するのが大変で、当日のオペレーションが難しくなる。中核メンバーの２人が現在、四国の弘法大師空海の霊場八十八箇所を巡り歩くお遍路に出かけており、人手も不足している。

白樺園芸店に事情を説明して、エゴノキの苗木10本を午前11時に六国見山森林公園北口に届けてもらった。到着したエゴノキの苗木を見て、先行植樹が正解だと思った。大きい苗木はなんと3ｍ近くあった。根巻き状態なのでかなり重い。当日、公園南口から運ぶとなると参加者に大きな負担を強いることになっただろう。一人で10本の苗を急な石段を運び上げるのはしんどいので、白樺園芸店に植樹場所近くまで運ぶのを手伝ってもらった。　苗木を植えるための穴は既に掘ってあったので、1時間程度で植樹は完了すると思っていた。ところが誤算が生じた。最初に植えた3本の場所は石が混じっていたため、支柱が深く刺さらなかった。エゴノキなどの広葉樹は風で倒れるのを防ぐためと、葉が落ちると分かりにくくなるので支柱が必要である。そこで、穴の周りの土をかき集めて念入りに踏み固めた。この作業だけで1時間近くかかった。

支柱が刺さらなかった最初のエゴノキの苗木3本

穴は事前に掘ってあったのだが…支柱刺さらずにしっかりと苗木の周りを踏み固めた乾燥防止で刈り取った下草を根元に

　次の3本の植樹場所は台風で被害を受けたスギを伐採したところだ。支柱はスムーズに刺さり、作業はとても楽だった。日照も回復しており大きく育ってくれるだろう。1本の苗木が花を咲かせていた。

　最後の4本はかつて5本のエゴノキを植樹した場所だ。アカカシの大木の剪定前だったため、日照不足で生き残ったのは2本のみで、成長不良だ。台風で被害を受けたスギも伐採したので日当たりが抜群に良くなった。近くには大きなエゴノキが自生している。しっかり育ち新旧の白い花の競演が期待される。

エゴノキの苗木10本の植樹を完了したのは午後1時前だった。「第１５期（平成２８・２９年度）神奈川県森林インストラクター養成講座」で苗木の植え方を学んだ。予定時間を約1時間オーバーしてしまったが、それを思い出しながらエゴノキの苗木の植樹を愉しんだ。

【森林インストラクター養成講座で学んだ苗木の植え方実践】

●縄は８の字に縛り付け、縄がずり落ちないように、支柱側は強めに縛る。

●乾燥防止のため、土を被せた場所を枯葉などで覆う。