ヤマアジサイの苗木の周り下刈り9・22六国見山手入れ

赤道沿いの枯れ木伐採、竹林の柵修理も

落下したイガの中のクリの実

　9月22日、北鎌倉湧水ネットワークは5人が参加して、六国見山の手入れを行った。当初の予定では、参加者全員が六国見山森林公園のカラスウリに覆われたヤマアジサイの苗木周辺の下刈りをするつもりだった。しかし、神奈川県有竹林近くの円覚寺の張った赤道との境界フェンス沿いの枝打ちした常緑樹が枯れてしまっており、放置すると赤道に倒れてくる可能性があった。危険なので急きょ、二人がこの枯木の伐採をすることになった。ということで刈り払い機組（3人）とチェンソー組（2人）の二手に分かれて作業した。

　ヤマアジサイの苗木の周りの下刈りをしていると、小さな子どもたちの集団が姿を現した。「どこの幼稚園」と聞いたら、「違うよ。小坂小学校の1年生だよ」と生徒からたしなめられた。小坂小学校は六国見山の麓にある。引率した先生によると体力づくりを兼ねた課外授業ということだった。

　生徒たちから「頑張ってください」と嬉しい激励を受けた。引率した先生には「来年の5月、ヤマアジサイの花がきれいに咲くと思いますので、再訪してください」とお願いした。里山に響く子どもたちの楽しげな声は、手入れのモチベーションを高めてくれる。

　下山途中、植樹したクリの苗木の茶色くなったイガが落ちていた。多分、6、7年前に植えたはず。イガの中には小粒だがしっかりとした実が入っていた。来年以降、六国見山を訪れた子どもたちにクリ拾いを楽しんでもらえるだろう。周辺にはクヌギ、コナラの苗木も植樹してある。地道に手入れをしていけば将来、カブトムシを採取したり、ドングリ拾いも出来るだろう。

　枯れた常緑樹は境界フェンスに寄り添うように生えていたので、脚立を使って、幹の途中から伐採した。

チェンソー組の二人は壊れた竹林の柵の修理もした。平日で参加者は少なかったが、密度の濃い作業が出来た。