チェンソー清掃・目立て・玉切り講習10・2六国見山手入れ

ヤマアジサイ、ヤマザクラ周囲下刈り、枯れ木伐採

中島社長（右）の指導を受ける正木さん（左）

　秋晴れとなった10月2日、北鎌倉湧水ネットワークは13人が参加して六国見山の手入れを実施した。この日の手入れのテーマは①チェンソーの清掃・目立て・玉切りの講習②ヤマアジサイとヤマザクラの苗木の周りの下刈り③神奈川県有竹林の近くの円覚寺所有林の枯木の伐採―だった。

　チェンソー講習の対象者はこの夏、「チェンソーによる伐木等の業務に係る特別教育」を受講した正木和則さんで、講師は愛和機械の中島俊社長、神奈川県森林インストラクターの伏尾真守さんら4人が務めた。「チェンソーによる伐木等の業務に係る特別教育」はわたしも受講したが、清掃・目立て・玉切りの実習時間がほとんどなかった。講師陣がそろっているので、時間を割いた。

　玉切りした丸太は正木さんに薪割りして、薪にしてもらった。「薪割りは実家の風呂釜の薪割りを小学生の頃から任されていたので少し得意なんです」というだけあって、正木さんの薪割りの腕前は見事なものだった。薪は畑ランチを作るときの燃料にし、できた灰は、石灰の代わりに畑に撒いた。丸太は9月4日に伐採した円覚寺所有林の枯木だ。北鎌倉湧水ネットワークの活動を貫く循環の思想の実践である。

薪を燃やしてできた灰

さっそく畑に撒いた灰

樹高が低いので下草に覆われやすいヤマアジサイの苗木の周りの下刈りは今年4回目だ。ヤマアジサイの苗木を提供してくれた石川晃一さんが参加してくれた。

下刈り後

2年前に植樹したヤマザクラの苗木の周りの下刈りは今年になって3回目。台風被害木を片づけた跡に植樹した。日当たり抜群なので、下草の成長が早い。植樹した時のヤマザクラの苗木の樹高は約1.5ｍだったのが2ｍを超えたが、手を抜くとあっという間に下草に呑み込まれてしまう。

残念ながら先月の鎌倉市公園協会から委託を受けて園道沿いの下刈りをした造園業者によって誤伐が発生していた。小さなひこばえが出ていたので、場合によっては復活する可能性がある。

今年植樹したヤマザクラの苗木の下刈りは2回目。完全に下草に覆われてしまっていた。救出が遅れるとせっかく植えた苗木が日照不足で枯れてしまう。

下刈り後

円覚寺所有林の赤道方向に倒れてくる恐れがある枯木を3本伐採した。危険と思われる枯木の伐採はこの日で一段落した。これで赤道を安心して往来できる。

作業前

作業中

作業後