県有竹林の竹垣づくり、薪割り、下刈り3・5六国見山手入れ

　3月5日、北鎌倉湧水ネットワークは12人が参加して、神奈川県有竹林の竹垣づくり、燻製用のチップの製作に向けたヤマザクラの薪割り、六国見山森林公園の下刈りと六国見山を舞台に多彩な活動を行った。

壊れた竹林の柵

 

　2月25日、海老名市文化会館で竹林管理と竹の活用を実践している団体の活動紹介をテーマにした「森林づくり活動団体・グループ交流会」が開催され、活動報告を行ったが、他団体の活動報告はとても参考になった。特に、新橋の森を守る会が紹介してくれた「かのこ垣」は、北鎌倉湧水ネットワークが整備している神奈川県有竹林の壊れている柵の補修に使えると思った。

 

　竹林の境界線際に竹が育っていないので、いきなり完全な「かのこ垣」はできないが、それをイメージした垣根は作りにチャレンジしてみた。この日は全体の三分の一まで作業を終えたが、とてもいい感じの仕上がりとなった。

 

　燻製用のチップの製作は鎌倉燻製から依頼があった。2020年にも鎌倉燻製にチップを提供した。その時、使いきれなかったヤマザクラの幹を畑の小屋に保管しておいた。ただし、このままではチッパーにかけられないので、薪割り斧でチッパーにかけられる大きさにする必要がある。面倒な作業を“薪割り名人”の異名をとる参加者の一人が大方引き受けてくれた。チップ作りは4月1日に行う予定にしている。

 　竹垣づくりをしていた参加者が手伝てくれて、予定していた薪割りを完了！

 　六国見山森林公園の下刈りの場所はヤマザクラの樹林地で、今月下旬以降のお花見に備えた。

 　作業を終えた後の畑ランチのメニューは芋煮。2月27日に、畑で越冬させたサトイモを種芋として植えた。その際、余りが出た。芋煮に使ったのはアカメ（セレベス）の親芋だ。

 　NPO法人游風（ゆうふう）代表で「ふらっとカフェ鎌倉」代表理事、かつ染色家でもある渡邊公子さんが畑ランチに参加した。渡邊さんはダイコン料理のお店「福来鳥」で開催される「鎌倉大根の葉で草木染め体験」（3/17 、3/23 、3/30 ）の講師を務めることになっている。草木染め体験に六国見山の畑で栽培している鎌倉大根の葉を提供することになったので、渡辺さんは畑の鎌倉大根の生育状況を確認に来た。