見頃のヤマアジサイの周り下刈り5・25六国見山手入れ

　五月晴れとなった5月25日、北鎌倉湧水ネットワークは5月最後の六国見山手入れを実施した。手入れの内容は、植樹したヤマアジサイ、ヤマツツジ、ドウダンツツジの苗木の周りの下刈り。ヤマアジサイの苗木は鎌倉アジサイ同好会から寄贈された。ヤマツツジ、ドウダンツツジの苗木はセブン-イレブン記念財団の助成金で購入した。平日とあって参加者は5人だったが、抜群のチームワークで予定していた下刈りを終えることが出来た。

ヤマアジサイが見頃を迎え、散策者がスマホで写真を撮っていた。今週末以降、しばらく鑑賞できるだろう。時々、ヤマアジサイとアジサイの違いについて聞かれるが、一言で言うと日本各地の山や沢の周辺に古くから自生している野生種のことだ。園芸用に品種改良された普通のアジサイと違い、より里山の風景にふさわしい。地道な手入れを続けていけば近い将来、六国見山がヤマアジサイの名所となるだろう。

下刈り前

下刈り中

下刈り後

「ヤマアジサイの基本情報」（みんなの趣味の園芸）

ヤマアジサイは、主に太平洋側の福島県から四国・九州に分布しています。半日陰の湿り気のある林や沢沿いに生育しています。このことから別名のサワアジサイの名前がつきました。周辺の自然によくなじんでいる樹木です。中央から花の外側に向かって咲き、縁に沿って装飾花をつけてガクアジサイ(Hydrangea macrophylla f. nomalis)と同じようにガク咲きとなります。装飾花(中性花)の萼片は、白色または白青色で少し反り返りますが、紅色を帯びることもあります。ガクアジサイよりも花序が小型なので、コガクと呼ばれることもあります。,アジサイに比べて葉は、薄くて細長く小型です。野趣に富んだ樹形で、花色や花形は地域による変異が多く、愛好家の間で人気の高い花木です。