カテゴリ
全体 プロフィール 会則 里山再生は究極のSDGs 速報 講演・寄稿・メディア シリーズ・団塊世代 春夏秋冬 レヴィン文化財プロジェクト 無名人からの伝言 式年東大社銚子御神幸祭 シリーズ「里山ってなんだ!」 鎌倉の美しい里山継承PJ 東庄と鎌倉 鎌倉の世界遺産登録 ガイドブック・プロジェクト 東日本大震災 鎌倉団塊プロジェクト 団塊探偵団(神奈川新聞) 唯我独尊(コラム) 現代に生きる禅の精神 野口農園 交遊録 台峯&マンション問題 インターネット新聞JANJAN Yahoo!セカンドライフ 大船観音前マンション建設 洞門山宅地開発問題 北鎌倉テニスコート築造問題 北鎌倉の恵みプロジェクト 個性派ショップの優れもの BOOK mixi入口 イベント案内 北鎌倉匠の市・展 イベント月別一覧 リンク 北鎌倉グルメ散策 北鎌倉でお買い物 男の料理教室 璃史写真館(非公開) 発見!体験!もう一つの鎌倉 六国見山日照権伐採 「元治苑」にマンション建設 璃史&七緒(非公開) 里山・六国見山と生物多様性 未分類 タグ
里山再生
六国見山
有機無農薬栽培
循環資源
円覚寺裏山
北鎌倉
循環農法
円覚寺
まちむら交流きこう
里山
森林・山村多面的機能発揮対策交付金
間伐材
新型コロナウイルス
鎌倉アジサイ同好会
地ビール
ヤマザクラ
台風15号と19号
日本さくらの会
夫婦桜
ヒノキの器
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
里山で垣間見た循環の世界に感動 ![]() 9月16日、虫に食われた早生クリの実を集めて入れておいた金盥(かなだらい)のふちをはいずり回っている幼虫を見つけた。この幼虫が早生クリの実の襲撃犯だったのだ。自宅に帰り、幼虫の正体を探るためにネットで検索した。結果は「クリの果実害虫のなかでも最も普通に発生し、被害が大きい害虫のモモノゴマダラノメイガの幼虫に間違いないようだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() モモノゴマダラノメイガの幼虫の特徴は「頭部が黒褐色、胸部、腹部は暗紅色で背面に光沢のある暗褐色の斑紋がある」(島根県HP)。幼虫の姿を実際に見るまでは晩生クリに被害を与えるクリシギゾウムシの幼虫だと思っていたが、クリシギゾウムシの幼虫は全体的に白く丸々太って体長も短い。しかも襲撃の時期は10月以降だ。 ぱっくりと口を開けて落下したイガを観察したらモモノゴマダラノメイガの幼虫に襲われていないクリの実を野生動物(多分、台湾リス)がかじっていた。イガがあるので実の途中までだった。それ以上食べるとイガに当たるからだろう。実ったクリを中心に繰り広げられている里山での生き物たちの循環の世界を垣間見ることが出来て、感動した。
![]() ![]() 金盥に集めたクリの実は畑の炉で燃すつもりだ。できた灰はクリの木の根元に撒こう。そして、クリの木は12月になったら、しっかりと剪定し、日当たりと風通しを良くするつもりだ。モモノゴマダラノメイガの襲撃に耐えられるようになるかもしれない。 ![]() 【島根県HPより転載】 作物名:クリ 虫害名:モモノゴマダラノメイガ ○概要 クリの果実害虫のなかでも最も普通に発生し、被害が大きい害虫である。クリのほかモモ、スモモ、ウメ、カキ、ブドウ、カンキツなどの果実も加害する。また、マツやスギなどに寄生する針葉樹型があるが、果樹には寄生しない。 ○被害と診断 被害はきゅう果のみに発生する。収穫1か月前頃からきゅう果のイガが部分的に褐色となり、帯状に広がっていく。褐変したイガの基部にはトンネル状の通路があり、きゅう果内の果実に続いている。果実の側面や座の部分に3〜5mmの穴をあけ果肉を食害し、白い大粒の虫糞をさかんにだす。被害きゅうは幼虫が吐いた糸で枝や葉に綴られているため落下する事は少ない。被害は伊吹、豊多摩早生、森早生、丹沢などに多く、有磨、筑波では比較的少ない。成虫は全体鮮やかな黄色で、前翅、後翅、胸部、腹部に黒い斑点がある。卵はやや楕円形で0.6mm、はじめは乳白色であるが数日後には鮮やかな赤色となる。幼虫は頭部が黒褐色、胸部、腹部は暗紅色で背面に光沢のある暗褐色の斑紋がある。 ○発生生態 成虫は5月下旬〜6月下旬、7月中旬〜8月中旬、9月上旬〜中旬の3回発生する。老熟幼虫がクリなどの粗皮間隙や落葉中につくった繭のなかで越冬する。越冬世代成虫はモモ、ウメなどに産卵して加害するが、クリきゅう果への産卵はほとんどない。クリへは7月以降に発生する第1世代、第2世代成虫が、直径3cmになったきゅう果の果梗に近い面の刺に産卵する。産卵は極早生種からはじまり、早生、中晩生種へと次々に時期を追って行われる。被害はイガの刺が短く、密にあるものに多い。若令幼虫期はイガを食害しているが、成長すると果実に食入する。このイガを食害している時期が防除時期である。
by kitakamayunet
| 2023-09-18 16:56
| 里山再生は究極のSDGs
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||