円覚寺塔頭の龍隠庵餅つき会、大盛会！12・29

　12月29日、円覚寺塔頭の龍隠庵餅つき会に参加した。新型コロナの感染拡大以降は、餅つき会は内輪で行っていた。しかし、新型コロナの５類移行に伴い、今年は外部の参加も可能となり、餅つき会にはたくさんの人が訪れ、大盛会となった。恩人、友人、知人も姿を見せており、とても楽しい忘年会の場にもなった。

　この餅つき会には毎年、六国見山の畑で循環農法を参考にして有機・無農薬栽培しているダイコン（青首ダイコン、聖護院ダイコン）を奉納している。今年も龍隠庵護持会の方お二人に手伝ってもらって、前日の日に畑で栽培しているダイコン約30本（聖護院ダイコンと青首ダイコン）を奉納した。

　ダイコンはけんちん汁の食材に使われた。今年の夏は記録的な酷暑が続き、野菜作りに苦労した。ダイコンも3回種を蒔き、何とか奉納できた。餅つき会の料理を差配していた料理の達人のIさんから「ダイコン美味しかった。けんちん汁の中で、大根の香りが広がり、汁はスープにしました」と絶賛された。苦労した甲斐があった。来年も頑張ろう。

　餅の取り皿には今年もNPO法人 游風（ゆうふう）の日本の森で育った杉の端材や間伐材から作られた木の器「和器」が使われた。「和器」は回収されて北鎌倉湧水ネットワークに届けられる手はずになっている。北鎌倉湧水ネットワークは六国見山の手入れが終わった後の畑ランチを作るときの燃料として使っている。できた灰は土壌改良用に畑に撒いている。ダイコンの美味しさの要因になっていると思う。

餅つき会、無事終了！一本締めでお開き。来年もいい年でありますように。