植樹した山桜開花、びっしり花芽4・4六国見山手入れ

ヤマツツジも開花、タケノコがようやく生えてきた

復活ヤマザクラ、待望の開花

　4月4日、北鎌倉湧水ネットワークは4人で神奈川県有竹林のタケノコの生え具合をチェック後、六国見山森林公園でヤマザクラ、ヤマアジサイ、クリ、ビワ、イロハモミジなどの周りの下刈りを行った。

下刈り前

下刈り中

下刈り後

この日の手入れで感動的な場面に遭遇した。数年前に六国見山森林公園へ植樹したヤマザクラが開花し、花芽をびっしりと付けていたのだ。これからはポツン、ポツンと咲くのではなく、苗木全体を花で包み込むように咲いてくれるだろう。このヤマザクラは近くのスギを間伐した際、倒れてきたスギの下敷きになり、幹が途中で折れてしまった。そこからの復活だ。

一時預かり保育「いいねきっずかまくら」ご一行の復活ヤマザクラ見物

　植樹したヤマツツジも開花を始めた。色鮮やかな朱色の花と周囲の新緑が美しいハーモニーを奏でる季節に入った。5月になればヤマツツジに代わって植樹したヤマアジサイが開花、新緑と競演する。六国見山は今や、“花の里山”へと変身しつつある。

元気に育っているヤマアジサイ

　今年は例年に比べてヤマザクラの開花が2週間程度遅れたが、タケノコの生えるのも遅れている。4人で竹林に入ってタケノコを探した。地上に少しだけ頭を出したタケノコを見つけるのは慣れていないと難しい。ただ、わたしは田舎育ちなので見つける「コツ」を知っているので7本発見し、参加者に掘ってもらい、“お土産”に持ち帰ってもらった。タケノコは多分、来週になると本格的に生えてきそうだ。そうなったら親竹候補の選別を目的としたタケノコ掘りをしたい。

　ヤマザクラの苗木の周りのショカッサイが咲いてきれいだ。ヤマザクラの根が浅いので踏まれないようにと考え、畑近くの赤道に自生していたショカッサイを移植したのが、花開いた。もっとまとまって咲いたらさらにインパクトがあると考え、この日、竹林の側に自生していたショカッサイを引き抜いて、追加移植した。

夫婦桜は葉桜状態に北鎌倉千本桜は間もなく見ごろに3月17日に植樹したヤマザクラの根付き確認