野生の夏ミカン剪定とオオムラサキ救出4・7六国見山手入れ

新兵器で懸案だった野生の夏ミカン剪定

　北鎌倉湧水ネットワークは4月7日、8人が参加して六国見山の手入れを実施した。この日はプロの園芸家と刈り払い機の扱いに慣れたサポーターが参加してくれた。そこで、懸案だった野生の夏ミカン2本の剪定と難度の高いオオムラサキの周りの下刈りにチャレンジした。また、神奈川県有竹林の整備の一環としてタケノコ掘りもした。

　野生の夏ミカンは元々段々畑だったところに生えていた。地権者が植えたのか、あるいは野鳥が種を運んで生えたのかは分からない。六国見山の里山再生活動の初期に下刈りをした時、夏ミカンと分からず伐ってしまった。しかし、夏ミカンは力強く復活し、ぐんぐん成長して、人間の手が届か居ない高い枝にまで実を付けるようになった。

かねてから剪定して枝を広げさせてあげたいと考えていた。運よく（公財）コメリ緑育成財団の助成金によって高所で伐採が可能な充電式ポールチェンソーを購入できた。しかもプロの園芸家が参加してくれたので、剪定をお願いした。

　

新兵器の充電式ポールチェンソー

さてどう剪定するか剪定開始剪定完了もう1本の野生の夏ミカンも剪定完了植樹したイロハモミジを交差していたイヌシデの枝打ちも実施した。
枝打ち前
高枝切りノコギリを使った枝打ち枝打ち後
　オオムラサキは里山再生活動の初期にアプローチが難しい急斜面の下に植樹してしまった。当時は苗木を育てることの難しさが分からず、植樹すれば苗木は育つと考えていた。足場が悪いので、刈り払い機の扱いに慣れていないと下刈りは難しい。
下草に呑み込まれて姿が見えないオオムラサキ難度の高い下刈りこの先に7オオムラサキが姿現したオオムラサキ
オオムラサキはしっかりと生き延び、蕾を付けていた

本当にご苦労さまでした！

斜面地の下刈りにも果敢にチャレンジ

下刈り前

下刈り中

下刈り後

神奈川県有竹林の整備の一環としてタケノコ掘り

展望台のヤマザクラは8分咲き
ヤマザクラの樹林地のヤマザクラも8分咲き
開花したヤマツツジ色鮮やか