講演会：人と自然が交流できる明るい里山再生活動4・27（峠の館）

　4月27日、峠の館（ビックリハウス）で開催された講演会「人と自然が交流できる明るい里山再生活動」の講師に招かれて講演した。講演会の主催者は古都鎌倉・道標の友（みちしるべのとも）、協力は鎌倉文化の森、NPO日本古民家保存協会。

鎌倉湧水ネットワークの活動は24年目に入った。講演では活動の振り返りと同時に、どのような考え方で課題を克服してきたかをこれまで語ってこなかった裏話も含めて話した。そして、「人は縁によってつながり、縁が結ばれた時に形になると考えています。本日の出合いから新しい何かが生まれることを期待しています」という言葉で結んだ。

　今回の講演をすることで、主催者の古都鎌倉・道標の友の世話人の瀧下嘉弘さんと、わが故郷の千葉県の東庄町が歴史で深くつながっていることが分かった。わが故郷は橘の庄と呼ばれていたが、鎌倉時代、鎌倉幕府成立の大きな原動力となった御家人千葉常胤の六男、東胤頼が領して以来、東庄町となった。胤頼は源頼朝の旗揚げに係わり、石橋山の合戦に破れて安房に逃れてきた時には、父常胤を説得して頼朝のもとに馳せ参じて関東武者の魁となった。胤頼の孫の胤行が承久の乱の功績で、瀧下さんの故郷の美濃国郡上郡を賜り、「畔（あぜ）千葉城（郡上市大和町剣）」を築いた。

講演会の翌日の28日、瀧下さんから「昨日は素晴らしいお話をして頂き、誠にありがとうございました。いろいろ学ぶ事が多かったと感謝のメールが入ってきています。皆さんが喜ばれました。これを機会に、六国見山、台峰、源氏山、常盤山、峯山、を愛する人達が一同に会する事ができれば更に嬉しいですね。引き続きよろしくお願いいたします。本当に良いきっかけをおつくり頂き感謝申し上げます」とのメールが入った。

六国見山の手入れ仲間や知人、友人が参加してくれた。いい講演会になった。