団塊ジュニアと力合わせて危険木伐採5・5六国見山手入れ（上）

最大のターゲットの腐りの入った倒木の恐れのあるスギ

　5月5日、北鎌倉湧水ネットワークは六国見山森林公園での手入れで、間伐（5本）、下刈り、ヤマザクラの巨木の胸高期周りの調査を行った。この日の参加者は10人で、このうち3人が里山再生活動の後継者なってほしいと考えている団塊ジュニア世代だった。

3人の中にプロの造園家がいた。そして、“きこりの生まれ変わり”のような70代の中核メンバー1人とのコラボレーションで、懸案だった腐りの入ったスギの危険木の伐採を担当してもらった。

これから伐るぞ！

　最大のターゲットの腐りの入ったスギの伐採は簡単な作業ではなかった。というのは重心方向に伐り倒すとヤマザクラの巨木の幹を折ってしまうため、重心方向に逆らって反対側に面する方向に倒す必要があったからだ。

笑顔の団塊ジュニアトリオ

伐採はプロの造園家の指導で、3月にチェンソー講習会（伐木等の業務特別教育）を受講したばかりの団塊ジュニアが担当し、ロープ、クサビ、フェリングレバーを用意して伐採に臨んだ。瞬間的にヤマザクラの巨木の方向に倒れそうになり、危ない場面もあったが、ロープで引っ張り何とか無事に伐採出来た。

下刈りは植樹したヤマザクラの苗木の周り、ヤマザクラの樹林地、植樹したヤマツツジの苗木の周りで行った。ヤマザクラの樹林地のヤマザクラの巨木がツルに絡まれて息苦しそうなのに心を痛めていた。放置すると枯れてしまうかもしれないので、今後下刈りを続行したい。

【ヤマザクラの苗木の周り】

下刈り後残念！またヤマザクラの苗木が枯れていた

【ヤマザクラの樹林地】

【植樹したヤマツツジの苗木の周り】

丁寧な仕事ぶりに感嘆！これまでの生きざまが現れている。