山桜舞い散る中で下刈りと筍掘り4・10六国見山手入れ

　4月10日、北鎌湧水ネットワークは11人が参加して六国見山手入れを実施した。この日の手入れは第一部が六国見山森林公園の展望台とその周辺の下刈りで、第二部が神奈川県有竹林の親竹候補選別のためのタケノコ掘りだった。

　下刈りの目的は二つあった。一つはヤマアジサイとヤマツツジの苗木育成のための下刈り。もう一つは今年新たに追加植樹するヤマアジサイ200株の場所を確保するためのもの。下刈りした場所はヤマザクラの樹林地で、満開のヤマザクラの花が舞い散る中での下刈りは、いつもと違って心が洗われて、とても心が安らいだ。

花の絨毯

【苗木育成のための下刈り】

　ヤマアジサイとヤマツツジの苗木の周りの下刈りに小学生も参加した。自然の中で苗木の育て方を学ぶ“野外学習” の場になった。小学生が生徒で教師役は今年2月から新たなサポターになったKさん。年齢的に言うと二人は祖母と孫の関係だ。幼いころわたしは母方の祖父から学校では教えてもらえないいろいろなことを学んだ。仲良く下刈りをする姿はほほえましい光景だった。

刈り払い機を使ってパパが下刈りの仕上げをしてくれた

下刈り後

トリマーを使った下刈り

小型の充電式刈り払い機を使った下刈り

ヤマザクラの枝打ち

【ヤマアジサイ追加植樹のための下刈り】

鎌倉アジサイ同好会から寄贈を受け、今年もヤマアジサイの苗木を200株追加植樹する予定だ。その場所は展望台に向かって右側のかつての段々畑と、展望台の階段の両側だ。予定通り追加植樹すれば、アジサイの小径が完成するとともに総植樹本数が1000本となり、六国見山千本アジサイが現実のものとなる。

下刈り後 下刈りが“野外学習” の1時限授業なら、竹林整備の一環としての親竹候補選別のためのタケノコ掘りが2時限授業だった。小学生はパパと一緒に上手にタケノコを掘った。一番大きなタケノコをお土産に持ち帰ってもらった。夜は多分、ママにタケノコご飯を作ってもらうのかな。