「高村光太郎 尾崎喜八 詩と友情」が笛で好評開催中（10・10～11・18）

北鎌倉・明月院近くの珈琲と音楽の「笛」で、「回想　『高村光太郎と尾崎喜八』 詩と友情」が好評開催中だ。開催期間は10月10日～11月18日までで、11月15日(土)には高村光太郎と尾崎喜八の詩の朗読会が予定されている。

わたしは開催初日の10月10日に訪れた。店内には光太郎・喜八関連の品々が展示されていた。これらの品々は笛のオーナーの山端通和さんと、笛の近くにお住いの石黒敦彦光さんの両家に伝わるものだという。というのは山端さんの妻の加壽子さんが、光太郎の実妹・しづ（静子）の令孫で、石黒さんは光太郎と交流の深かった詩人・尾崎喜八の令孫なのだそうだ。

　この催しは、9月18日、小山弘明・高村光太郎連翹忌運営委員会代表（https://koyama287.livedoor.blog/）から教えてもらった。この日は、まほろば楽団団長でジオラマ作家でもある石井彰英さんの“アジト”「ROOFTOP」（工房兼スタジオ）で「岩手軽便鉄道ジオラマDVDの上映会」が開催され、二人とも同席した。ジオラマは高村光太郎記念館から依頼されて石井さんとジオラマ作家の土屋直久さんが共同制作した。

「岩手軽便鉄道ジオラマDVD上映会」

石井彰英さん

小山弘明さん（一番奥）

連翹忌とは高村光太郎の1956年（昭和31年）の忌日。「連翹忌（れんぎょうき）」の名前は、光太郎がアトリエの庭に咲く連翹（れんぎょう）の花を大変愛し、彼の告別式で棺の上にその一枝が置かれていたことに由来する。

わたしは千葉県立佐原高校出身で、小山代表は元佐原高校教師。石井さんには六国見山里山再生活動でお世話になった。山端さんとは知己の仲だ。「笛」については北鎌倉湧水ネットワークのHPのお気に入りの店や気になる店を紹介する「マイ・ショップ」に掲載した。縁の繋がりの不思議さに驚かされる。

　　　　　　　　　　　　笛のオーナーの山端通和さん

◇笛―明月谷から北鎌倉情報を発信（珈琲と音楽）― ◇

http://www.kitakama-yusui.net/shop/fue.html