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春の北鎌倉匠の市(4月1日~2日)で大蛇ザクラを探そう! 好天に恵まれた4月1日の北鎌倉ウォッチング―オロチ桜を求めて―には、予想を上回る約40人が参加した。資料を30部用意したが、足りなくなってしまった。参加者にはご迷惑をおかけしてしまった。お詫びしたい。 ウォッチングのコースは、東慶寺―円覚寺門前―雲頂庵・八雲神社―旧小泉邸―台稲荷―台峯―中央公園。SHUNYAYさんなどの仲間の助けを借りて、無事にオロチ桜に対面できた。参加者はほぼ満開の巨大なオロチ桜に、一様に驚きの声を上げた。SHUNYAYさんが日記で詳細なリポートをしている。参考になるので、掲載したい。 SHUNYAYさんの日記― 北鎌倉「おろち桜」― 北鎌倉では、春と秋に「匠の市」という門前市が開かれる。 春は、地元作家や「北鎌倉の惠」ブランドを持つ商業者の工芸品や食品・鎌倉の野菜などの市が円覚寺・東慶寺・浄智寺の門前に並び、 秋には、これに地元作家達の絵画・工芸品等の展示が加わる。 また、コンサートや北鎌倉を歩く企画が加わる。 今回は、桜のピークにも重なり、台峯の桜を訪ねる企画があり、参加 した。いつもは手伝いで同行するが、今回は、私も純粋にテーマに浸る べく、「客」として入ってしまった。 ▽公園や街路の桜とは 全く違う様相 台峯は、北鎌倉=山ノ内から隣接の山崎・梶原に広がる里山で、広い 緑地帯であるが、近年、開発の波に襲われていた。これを今回のガイドを 努めるキョウスケさん始め、地元の有志が守り、昨年、市の買い上げと なり、保全が決定した。 ここには、いろいろな植物が自生し、動物・鳥・虫達の住まいとなって いる。ここには、たぶん実生と思われる桜も多く点在する。 その中で、根近くから多くの分岐をし、まるでヤマタノオロチのように 育った通称「おろち桜」の探索をメインテーマに北鎌倉の自然を堪能した。 保全されたとは言っても、地域の周りは、駅から離れ、急坂を登った 尾根筋まで家々が建ち並び、なんとか生き残った貴重な自然である。 こういう自然林の中に点在する山桜・大島桜は、人工のソメイヨシノとは異なり、たぶん鳥などが運んだ実生である。森の中で日差しを求めて 伸びて行くから、複雑な形をしているものが多く、公園や街路の桜とは 全く違う様相を示している。 ▽人間どもは眼中に無い こんな環境で育っているから、大きな木になればなるほど、花は近くに 寄るほど見えにくい。周りの木々、潅木に遮られ、花が、本来の虫媒花と しての役割のみの目的で育っている。自然に反逆する人間どもは眼中に無いのである。 全容を見て、その見事な枝ぶりや、拡げた枝一杯に咲く花を見る為には、 反対側の山から眺めねばならない。(雰囲気は、写真3・鎌倉中央公園の 梅林越しに隣の尾根を写したもの。これも木の根元に行けば、花は 他の潅木の上に咲き、登るだけのくたびれもうけ。) ▽花ではなく、樹勢を楽しむべき おろち桜も、そんな仲間。山崎の谷戸に張り出す尾根の一つの崖際に 根を張っている。 異様なのは、その分岐。よく見ると、分岐や株分れではなく、一所に 3本くらいの根が下りたのかもしれない。それにても、日差しを求めて 奔放に崖の上に伸ばして行った幹・枝振りが凄まじい。見るがまま、 「おろち」である。 崖は結構深く、降りては行けない。したがって、稜線の道沿いから 眺めるわけだが、根や幹の凄さは見えても、全容も、上の方に拡がる花も 見ることは出来ない。公園的に整備すれば、周りの潅木を間引きし、「観光スポット」の創造となるのであろうが、それは本末転倒。やはり、この樹は花ではなく、樹勢を楽しむべきなのだろう。 (写真1で伝われば良いが。) ▽参加者達の話題は、樹齢 さて、その場に行った参加者達の話題は、樹齢であった。幹周りも結構 太く、あれだけ枝分かれし(1本と考えて)、巨木となれば、優に2~3 百年は経っているだろう、と言うのがもっぱらの意見。 ただ、私は、もしかしたら、せいぜい4~60年かもしれない、と思う。 写真2を見て戴くと、手前のコンクリの平べったいのが、鎌倉市の設置 した測量の標準点。その先手前に張り出す根に脅かされているのが、 三角点の一種の石柱。 測量の基準点が置けるということは、見晴らしが良かったはずであり、 標柱が押されていると言うことは、根が張ったのが後だということ。 ▽55年+-10年くらいかと推定 基準点には真鍮の丸いプレートが嵌められ、これこそが、コンクリの 平面に守られた「基準点」。「+」とで示された点の周りに「鎌倉市」 「三級基準点」「No.43309」と刻印されている。 鎌倉市の発足は、確か太平洋戦後の昭和20年代であり、そうすると 少なくとも、基準点の設置は、これを遡らないわけであり、必然的に、 「おろち桜」も、この基準点設置時期を大きく遡るほど太くはなかったで あろうと推定できる。 桜の成長は「早い」とも言われていることを考え合わせれば、樹齢も 55年+-10年くらいかと推定するわけである。 まあ、樹齢が価値を決めるわけではなく、この木の場合、先に書いた様に 花が価値を決めるわけでもない。 自然の中の日光の奪い合いからできたのだろう、この凄まじい樹勢に感心すれば良いのである。 写真が3枚しか張り付かないのが残念。それこそ昇竜の様なアングルも あるが、この木も寿命のある限り、恒久的に残ることとなったので、またの機会としたい。 ●東慶寺 ●円覚寺 ●雲頂庵・八雲神社・白雲庵 ●旧小泉邸 ●おろち桜 ●中央公園
by kitakamayunet
| 2006-04-02 21:19
| 北鎌倉匠の市・展
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Comments(4)
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京
at 2006-04-03 21:51
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おろち桜を見る会に行きたくて友人を誘い当日午前には予約までしました。
しかしながら着いたときはワタシの分のパンフレットしかなくて、集合時間前に着いたというのに友人達の分はなし。いったいあの予約はナンだったのだろうとかなり不愉快でした。30人分しか用意しないのなら最初から先着30人とするべきです。あの人数での見学では先に着いた人のみ説明を聞けるけれど後から追いついた人はその場所の説明も聞けずじまい。挙げ句におろち桜では貴重な桜を保護するどころか自ら木の股によじ登りながらの撮影。ああいうときこそ参加者に桜の木を大事に見守って欲しいと見本を見せていただきたかったと残念に思います。
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kitakamayunet at 2006-04-04 10:04
京さん、コメントにてあらためて不手際をお詫びいたします。午後1時の出発間際になって、予約外の参加者がどっと増えました。断るのも申し訳ないとの判断でした。このときに、予約者以外の方には資料は差し上げられないと言えばよかったと思います。さらにいいますと山道を歩きますので、不測の事態に備え、保険を掛けました。費用は約1万円です。資料・保険代と明記すべきだったかもしれません。一人で参加者に十分な説明の出来る限界は10人です。予約をされたのは8人です。これまでのウォッチングへの参加者はせいぜい10人程度。でも、晴天でこれまでよりは広報をしたので、30部の資料を用意しました。仲間3人にサポートをお願いしました。知識は私と同じレベルです。皆さんの前で3人を紹介しましたので、分らないことがあれば聞いてほしかったと思います。また、ご不満はその場で言ってほしかった思います。例えば、80歳の方が歩くのが早すぎると注文をつけられたように。写真の件は申し訳なく思っています。オロチザクラの根の周辺は保護措置が必要だと思います。専門家のアドバイスを踏まえ、市に要望したいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。
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京
at 2006-04-04 16:27
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ワタシは午前中に行き、齋藤さんにせっつかれて、ワタシ以外にあと二人来ると
伝え、予約をしました。キョウスケさんは、そばでその顛末を、ご覧になっていたではないですか?齋藤さんはちゃんと私と(+2)の名前を書き留められていましたよ。それなのに、1時前に着いた友人二人の資料の取り置きはなかったのです。予約者10人分くらいは資料を取り置いてしかるべきでしょう。繰り返しますが、ワタシがした予約はナンだったのか、お聞きしたいです。尚、あれだけの人数の中で、最初に紹介されたサブのリーダーの方達をすぐに覚えるのは無理でした。ただ、今回で懲りたので、次回もしこういった機会があったら気がついたことはその場でどんどん言うことにします。それにしても、桜の木によじ登るようにして写真を撮ることに夢中の方に、それもその方がリーダーなのに、樹を大事にして欲しいからそれは止めてください、と、あの場で言えますか?他の方がみんな周りにいるのに・・?桜の養生の件、どうかくれぐれもお願いします。きついことばかり書いてしまいお許しください・・。
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kmachidukuri at 2006-04-04 16:43
「ワタシがした予約はナンだったのか、お聞きしたいです。」。不手際で申し訳ありません。予約者の予備を取って置かなかった主催者側のミスです。
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