盛況！5・13鎌倉団塊プロジェクト実行委員会初プロジェクト

地域デビュー支援体験型イベント準備完了、予約で埋まる！
雨中、定員を上回る４７人が参加、イベント第２弾開催に手応え
①無理しない②強制しない③命令しない④急がない―が成功４原則！
　官民協働で「２００７年問題」に対応する目的で今年２月に発足した鎌倉団塊プロジェクト実行委員会主催の体験型イベント「‘地域デビュー’へのお誘い―卒業目前、鎌倉・団塊世代の皆様へ―」が５月１３日、大船駅近くのたまなわ交流センターで開催された。今回のイベントは、鎌倉団塊プロジェクト実行委員会の初プロジェクトで、「フォーラム」「昼食懇談会」「活動体験」の３部構成。

　今後の展開を占う上で、参加者の動向が注目されたが、生憎の雨模様のお天気にもかかわらず、定員の４０人を上回る４７人が参加。取材関係者や主催者も含めると会場には約７０人が詰め掛け、第１部では既に地域デビューを果たした５人の「先駆者」の体験談に熱心に耳を傾けた。










　「先駆者」が地域デビューをする際の注意として強調したのは「無理せず、得意技を提供し、楽しくやること」「企業は縦社会だが、ボランティアは横社会。企業人の意識を捨て、辛抱強く、コンセンサスを得ながら活動すること」など。途中、石渡徳一鎌倉市長も挨拶に駆けつけ、団塊世代への期待を述べた。

【パネリスト・ポイント発言】
　　　　「ボランティア活動は得意技を提供して、楽しくやらないと長くは続かない」
　　　　　　　　　山崎裕弘さん（NPO法人・鎌倉ホームヘルプ協会ベルの会）
　
　　　　「自分の自由な時間と人のために拘束される時間のバランスが大切では」
　　　　　　　　　　　　　　　本荘喬さん（日本語COSMOS）
　　　　　　　　
　　　　「（団塊世代の皆さん、地域に）お帰りなさい。地域は住んでいる人がつくる」
　　　　　　　　　　　　　　高田晶子さん（キープ鎌倉クリーン推進会議）

　　　　「①無理しない②強制しない③命令しない④急がない―の４原則がある」
　　　　　　　　　　　　　　坂齋明さん（鎌倉中央公園を育てる市民の会）
　　　　「仕事と地域活動の両立は大変ではあるが、今後も両立させていきたい」
　　　　　　　　　　　　　　服部宏幸さん（NPO法人・鎌倉シチズンネット）
【参加者一言】





　第２部は昼食を取りながらの懇談会。最初に鎌倉市民健康課の保健師でもある上林智子さんが「団塊世代の健康管理」について、ミニ講演。続いて参加者の永野満さんが団塊世代の関心の高い年金の問題点について語った。永野さんのお話を伺っていて、年金の問題については、今後、鎌倉団塊プロジェクト実行委員会の取り組むテーマの一つになることは間違いないと思った。


　第３部は活動体験。参加者は希望する「先駆者」のフィールドに散った。私は日本COSMOSを覗いた。



　私のこの日の役割はコーディネーター。実を言うとこの種のイベントで、講師やパネリストには何度か招かれているが、コーディネーター役は初体験である。手短にＨＰとブログを使って、北鎌倉湧水ネットワークの紹介をし、コーディネーター役にチャレンジした。
　１０年前、地域デビューをして以来、会社の内部にとどまっていては考えられないような貴重な体験をさせてもらっている。新たな体験は刺激的である。この刺激が仕事にもいい方向で還元されている。
　地域活動をするにあたっては、まず、一歩踏み出す勇気が必要である。一歩踏み出さなければ何事も始まらない。雨中、会場に足を運んだ参加者の皆さんは、近い将来にいきる何らかのきっかけをつかんで帰ったはずである。
　鎌倉団塊プロジェクト実行委員会は秋にイベント第二弾を考えているが、この日のイベントが盛況裡に終わったことで、それなりの手応えをつかんだ。参加者アンケートを参考にし、秋に備えたい。