カテゴリ
全体 花の里山六国見山(設立25周年企画) プロフィール 会則 里山再生は究極のSDGs 速報 講演・寄稿・メディア シリーズ・団塊世代 春夏秋冬 レヴィン文化財プロジェクト 無名人からの伝言 式年東大社銚子御神幸祭 シリーズ「里山ってなんだ!」 鎌倉の美しい里山継承PJ 東庄と鎌倉 鎌倉の世界遺産登録 ガイドブック・プロジェクト 東日本大震災 鎌倉団塊プロジェクト 団塊探偵団(神奈川新聞) 唯我独尊(コラム) 現代に生きる禅の精神 野口農園 交遊録 台峯&マンション問題 インターネット新聞JANJAN Yahoo!セカンドライフ 大船観音前マンション建設 洞門山宅地開発問題 北鎌倉テニスコート築造問題 北鎌倉の恵みプロジェクト 個性派ショップの優れもの BOOK mixi入口 イベント案内 北鎌倉匠の市・展 イベント月別一覧 リンク 北鎌倉グルメ散策 北鎌倉でお買い物 男の料理教室 璃史写真館(非公開) 発見!体験!もう一つの鎌倉 六国見山日照権伐採 「元治苑」にマンション建設 璃史&七緒(非公開) 里山・六国見山と生物多様性 未分類 タグ
六国見山
里山再生
有機無農薬栽培
循環資源
循環農法
円覚寺裏山
北鎌倉
円覚寺
鎌倉アジサイ同好会
まちむら交流きこう
里山
森林・山村多面的機能発揮対策交付金
間伐材
夫婦桜
新型コロナウイルス
ヤマザクラ
地ビール
日本さくらの会
台風15号と19号
ヒノキの器
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
「北鎌倉ききがき」(非売品、篠田健三著、晩香書屋) 8月9日は、61回目の長崎原爆忌。長崎支局に勤務していた時、30回目の長崎原爆忌の取材を担当した。20代の時だった。あれから31年たったのか。当時のことを思い出しながら、郵便ポストを覗いた。「北鎌倉ききがき」の著者、篠田健三さんから、葉書が届いていた。「嘘だろう!」。思わず、つぶやいた。なんと、北鎌倉ではまだ、お会いしたことのない篠田さんと、既に面識があった。1978年に諫早湾干拓問題で、私は長崎で、篠田さんを取材していた。 ![]() ●諫早から知床への旅―part1破壊と再生の分かれ道―より 長崎は、20代の“どさ回り時代”に勤務した思い出の場所だ。今、干拓工事で話題になっている諫早湾には、当時、取材で何度も足を運んだ。雲仙岳をバックに広がる豊じょうな干潟の美しさに、思わず息を呑んだ記憶がある。一昨年、永眠された諫早湾干潟緊急救済本部の代表をされていた山下弘文さんとその仲間とは、夜更けまでお酒を飲み交わしたものだ。その時、諌早湾への熱き思いを語っていた山下さんの姿が、懐かしい。 私は現在、ナショナル・トラスト団体である「北鎌倉の景観を後世に伝える基金」(なだ いなだ理事長 http://www.kitakamakura-trust.org)の広報担当理事をしている。4年前の基金発足時、山下さんに「将来に汚点を残しかねない開発が、北鎌倉でも行われようとしています。機関誌(北鎌倉の風)創刊号に寄稿してください」と電話でお願いした。山下さんの対応は素早く、翌日次の原稿がファクスで寄せられた。 二一世紀に向けて 1997年4月14日、293枚のギロチンによって諌早湾の3550ヘクタールが締め切られた後、世論の公共事業に対する厳しい批判が始まりました。その結果、聖域といわれた公共事業の一部見直しが始まりました。私はこれを「ギロチン効果」と読んでいます。 北鎌倉は日本に残されている貴重な自然を持つ優れた景観を有しています。古都京都をはじめ、古い日本の景観が失われつつある中で、私たちはこれら先人たちの遺産を子々孫々に残す責務があると考えています。 今回、はじめられた北鎌倉の自然と景観を将来に残すためのナショナルトラスト運動は、自然保護運動の一つの在り方として素晴らしい試みであると信じています。二一世紀は「人権と環境の世紀」にしなければならないといわれています。日本人は古代から自然を敬い、自然とともに生きてきた優れた倫理観を持っていました。こうした哲学が今や失われつつあります。 みなさんのトラスト運動が成功することは、失われた日本人の心を取り戻す重要な運動の一環になることでしょう。 壮大なる愚行 ![]() ![]() ![]() ▽残念至極との返信 篠田さんに山下さんの「二一世紀に向けて」を北鎌倉湧水ネットワークのHPに掲載してあることをメールでお知らせした。篠田さんから「山下さんの文章、拝読しました。1981年の全国自然保護千葉大会から干潟問題を分けて千葉の大浜さんと長崎(のち高知)の山下さんを中心に干潟シンポジウムを立ち上げ、ラムサール条約の日本適用を求める運動に傾斜していき、それは谷津干潟を初め日本各地に湿地保護区の実現を果たしてきました。けれども、諫早干潟は農水省の妨害で環境庁が怖気づき、間に合いませんでした。残念至極」との返信があった。 ▽「飲料水になる可能性は少ない」 篠田さんの葉書の中に「一時は廃止に傾きましたが…」とあるが、昔のことなので記憶が定かではないが、長崎支局時代に「廃止に傾く」きっかけとなるスクープ記事を書いた。主見出しは確か「飲料水になる可能性は少ない」。 当時の干拓の主目的の一つが水不足解消のための淡水湖の造成だった。ところが、この淡水湖の水が危険で飲用水に適さないと、長崎県の干拓審議会の淡水湖部会(正式名称は思い出せないので間違っているかもしれない)の部会長が発言した。 ▽新聞社の一面に大々的に掲載 部会長は関西の大学の教授で、諫早を訪れることを事前にキャッチ、諫早湾近くのホテルで待ち構えて、「飲料水になる可能性は少ない」との発言を引き出した。記事を配信する前に、発言に間違いがないかどうか、本人に再確認した。間違えると大変なことになる。 記事は西日本、長崎、佐賀、熊本日日新聞など有明海に関係する新聞社の一面に大々的に掲載された。この教授は、研究者の良心の痛みに耐えられなかったようだ。諫早干拓問題は既に周辺漁協に対する補償交渉も終わっており、着工を待つばかりとなっていた。 ▽HPやブログ、データベースがあれば… しかし、干拓の主目的の一つが怪しくなったことで、長崎県議会は大荒れになり、諫早干拓は廃止の方向に傾きかけた。でも、サラリーマンとはある意味では、因果な商売である。私は諫早干拓問題の決着を見ることなく、大阪支社へ転勤になった。 スクープ記事は切り抜いて、大切にスクラップしていたはず。でも、転勤を繰り返すうちに紛失してしまった。今のように、HPやブログ、データベースがあればと思う。すごく、残念な気がする。
by kitakamayunet
| 2006-08-10 14:12
| BOOK
|
Trackback(3)
|
Comments(2)
![]()
タイトル : メルマガ創刊号
【eビジネスへの挑戦状】 ♪これからeビジネスやネットビジネスを始めるあなたに贈る聖書♪ 今のままではダメだ!どうしても収入を増やさなければやっていけない! 『そやのに、成功するにはいろんなバカ高い情報商材買わなあかん!』 お金が無いから始めたのに・・・ でも大丈夫!!! 無料でbaddaddyが教えます。創刊号 2006.8.25~~~~~~~~~~~~~~~~~http://daddysyop.seesaa.net/ ~~~~※このメールは、身に覚...... more ![]() ![]() ![]()
長野県知事選挙で田中氏が落選。大型公共事業への見直し政策が暗礁に乗り上げてしまったように思えます。
都会に居ると、地方の疲弊ぶりは理解できません。もしかして、公共事業に頼らざるを得ない地方なのかも知れません。 諫早干拓、時の担当者は多分末代にかけて、憂う事と思うし、そうなって欲しいと思います。あなた方は瑞穂の国の破壊の一翼を担ったのです。 それにしても、縁ってあるのですね。
0
田中氏に関しては個人的に、彼に関する詳しい情報を持っていないので、政治家としてどう、評価していいかよく分りません。
「田中氏が落選。大型公共事業への見直し政策暗礁」という図式は、明快で正しいのかもしれません。 でも、田中氏が目標達成に向けて、具体的な方法論なり、実践論を身に着けていたかどうかとなると、私は?を付けます。 縁に関してはただ驚くばかりです。悪いことはできない、つくづくそう思いました。
|
ファン申請 |
||