岡山の笠岡市議会６議員が鎌倉団塊プロジェクトを行政視察

さいたま市議会の４議員が鎌倉団塊プロジェクトを行政視察

　８月３０日午後、岡山県の西南部に位置する笠岡市の市議会のメンバー６人が、「鎌倉団塊プロジェクト実行委員会」の取り組みなどを視察するため、鎌倉市役所を訪れた。市議団の「２００７年問題」をテーマにした実行委への行政視察は、４月１４日の福岡県の大野城市議会、５月３１日のさいたま市議会に続き３回目。
　実行委からは坂齋明委員長（特定非営利活動法人鎌倉市市民活動センター運営会議委員）、大隅啓一・鎌倉市企画部企画課係長、鎌倉市市民活動センター運営会議・事務局長の渡邊公子さん、北鎌倉湧水ネットワークの野口稔代表の３人が対応した。



▽鎌倉の団塊世代　地域デビューのお誘い（ビデオ版）を使用　
　実行委は、鎌倉団塊プロジェクトの取り組みを説明する際、ペーパーで作成した資料の他、５月１３日に主催した体験型イベント（＊盛況！5・13鎌倉団塊プロジェクト実行委員会初プロジェクト　＊団塊世代地域デビューのお誘い　（結果報告））をビデオ編集した「鎌倉の団塊世代　地域デビューのお誘い（ビデオ版・約６分）」 も使用した。「鎌倉の団塊世代　地域デビューのお誘い（ビデオ版・約６分）」 は、映像に加え、字幕とナレーション付き。今後、鎌倉団塊プロジェクトの取り組みを対外的に説明する時に、威力を発揮しそうだ。


▽鎌倉の大きな財産は８００もあるＮＰＯ団体
　「団塊世代の地域デビュー支援をはじめとした『２００７年問題』を考える際、鎌倉の大きな特徴であり、財産は、地域活動の受け皿となる可能性を持ったＮＰＯ団体が多いことだ。鎌倉市市民活動センター運営会議に登録しているだけでも約３２０団体もある。未登録と合計すると約８００団体と推定される」との実行委の説明に、笠岡市議会のメンバーは驚きの表情を隠さなかった。そして「是非、『鎌倉モデル』を創造してほしい」と、「鎌倉団塊プロジェクト実行委員会」への期待を表明した。


【笠岡市の紹介】 （笠岡市公式ＨＰより）
　笠岡市は，岡山県の西南部に位置し，西は広島県福山市と隣接しています。

　気候的にも温暖で雨が少なく，地形的にも平野が少ないため，"水と土地を求めて"の歴史でした。
　土地については，干拓や埋め立てを行うことによってまかない，特に平成2年3月には，広大な笠岡湾干拓地が完成し，大規模機械化農業の基地として期待されています。
　水については，大きな川もないことから，夏の渇水時には慢性的な水不足になるなど，先人たちは大変苦労してきました。
　しかし，笠岡湾干拓事業に伴い，倉敷市を流れる高梁川から導水管を引いてくることにより，全世帯（離島含む）に水道水を給水することができました。
　観光面においては，風光明媚な笠岡諸島を有しており，夏には海水浴客でにぎわいます。
　また世界でひとつしかないカブトガニ博物館では，カブトガニに関する展示はもちろん，その研究も行われています。

▽市制施行　　　昭和27年4月1日
▽面　　積　　　 136.01平方キロ（2006.4.1現在）
▽人　　口　　　　 57,306人　　　（2006.4.1現在）
▽世 帯 数　　　　22,355世帯　 （2006.4.1現在）

＊偶然の一致
　８月２２日にわが故郷の干拓事業（野口初太郎と大利根用水：故郷（千葉県・東庄町）の表③）について書いたばかり。その前の８月２０日には諫早干拓について触れた。笠岡市の公式ＨＰに、笠岡湾干拓事業が紹介されている。偶然の一致なのだろうが、面白い。