NPO法人解散を会員に提案へ:台峯を歩く100回記念(上) 台峯基本計画は06度中に確定 生き物の隠れ家的な要素が必要 北鎌倉の景観を後世に伝える基金(北鎌倉台峯トラスト)の吉野功理事長、仙田みどり神奈川県議会議員の挨拶に続き、久保廣晃・北鎌倉台峯トラスト理事が今年1月に鎌倉市景観部公園海浜課が発表した「(仮称)山崎・台峯緑地基本計画(案)」ベースに、台峯保全の現状と展望にいて説明した。 *久保理事の説明の要約 台峯緑地内部の施設や広場の配置、散策路の位置、ゾーニング(自然の多様性を保つために、緑地を区分し、環境目標別に整備・管理方針を策定すること)など盛り込んだ基本計画は、今年度中に確定する見込み。 これを受け来年度前半に施設の内容や規模、管理運営のあり方などを細かく決めた基本設計が決定される。基本設計で台峯の計画はすべて終わり、ことし6月にも風致公園として事業認可される見込み。 (台峯の「里山的実質保全」を実現するために)台峯保全連絡会の一員として、他の市民団体と一緒になって毎月鎌倉市と協議を続けている。台峯には生き物の隠れ家的な要素が必要だと思う。 ゾーニング及び動線の構成:(仮称)山崎・台峯緑地基本計画(案) ①源流の森と里山の保全ゾーン(緑色の部分) 谷戸の池を中心とした南側の部分は最も自然度が高く、源氏山方面との緑地の接続部分でもあるために、現状の自然を静かに見守ることが優先されます。ただし、池や水路、湿地の維持管理のため、一部では保全作業が必要になるはずです。 ②里山の保全ゾーン(褐色の部分) 谷戸の池の北側の部分は、湿地の乾燥化や水路の侵食など、環境変化が進行している地域です。放置して自然に任せるというのも一つの考え方ではありますが、台峯緑地に特有な環境を維持するためには、保全作業が必要と考えます。 ③里山再生ゾーン(黄色の部分) 山崎小学校の裏にある清水谷戸地区では、小学校による田んぼの体験学習がなされており、田畑の保全が決まりました。名前のとおり、里山景観の積極的な再生を図るため、樹林の一部を伐採するなど思い切った管理方法も提言しています。 ④景観緑地と里山の保全ゾーン(青色の部分) 北鎌倉の住宅地に面した斜面緑地です。買収ではなく保全契約が中心となる地域であり、景観緑地としての役割が大きいことから、一部の畑跡地を除き、現状のまま見守ることになります。 *各ゾーンの解説は久保廣晃・北鎌倉台峯トラスト理事が「会報 北鎌倉だより」に寄稿した「山崎・台峯緑地基本計画」より抜粋
by kitakamayunet
| 2007-02-23 09:27
| 台峯&マンション問題
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2007-02-23 12:40
タイトル : 「台峯の主」川上克己さんがガイド:台峯を歩く100回記念・下
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2007-07-14 11:11
タイトル : 「(仮称)山崎・台峯緑地基本計画」が確定
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