鎌倉市が市民・事業者・行政の協働による緑地保存を提起

神奈川県に『緑地保全協業バンク（仮称）』の設置を提案
「広報かまくら」１１月１日号が１面で大特集
『緑地保全協業バンク（仮称）』構想と同じ内容
世界遺産登録に向けた準備の一環
　「広報かまくら」２００７年１１月１日号が一面で大々的に「伝えたい、美しい歴史的風土を次世代に～鎌倉を守る古都保存法」の見出しを付け、鎌倉市の緑地保存の必要性を訴えている。この記事は前書きの中で「あらためてこの法律（古都保存法）が果たした役割を確認し、市民・事業者・行政が協力して貴重な歴史風土を守り、次世代に伝えていきましょう」と三つのセクターの協働による緑地保存方法を提起している。この考え方は、特定非営利活動法人・緑のダム北相模とその支部である緑のダム北鎌倉会員有志が、８月１６日に神奈川県政策課政策課に提案した『緑地保全協業バンク（仮称）』構想と内容がほぼ同じだ。

　「広報かまくら」は「鎌倉市は、世界遺産登録に向けて準備を進めていますが、その条件の一つとして、対象遺産の価値や環境を保護するため、その周囲に緩衝地帯（バッファゾーン）を確保することが求められています」と、今回の特集記事の背景が世界遺産登録に向けた準備の一環であることを明らかにしている。こうした背景はともかく、緑のダム北鎌倉会員有志の提案が鎌倉市の政策に生かされるのであれば、大変喜ばしい。